ライダー(LiDAR)小型化

ライダーとは車に搭載されているレーザー光発射装置で、物、人の位置測定に使う。
新車の多くはこのライダーをほとんど搭載している。
衝突防止などに使われていると解釈すれば分かりやすいだろう。。
ただこのライダーは価格が３万円程で車に２～３個とか使われるから、設置すると製造コストが上がる。
今回京大が開発したライダー装置は、従来の1/3まで小型化する事に成功した。
これはフォトニック結晶と呼ばれる層を組み込む事で特定の波長の光を出せるようになった事や
そうすると遠距離まで光線が広がらない事で、測定精度がかなり上がる。
かつ高出力のレーザー光を出せるから、距離精度も上がるわけである。
近距離はともかく、ある程度遠距離の測定精度が上がれば、かなり前からひとや動物の動き
を捉える事が出来て、衝突事故を未然に防ぐ事が出来る。
高出力化、特定波長のレーザー、光線が広がらない上に、装置体積が1/3で製造コストも大幅に下がるらしい。今後自動運転が増えて行く中で、こういうライダーが大幅に安くなり、安くかつ性能が大幅UPするのは正にタイミングどんぴしゃりという感じだ。
但し車の世界は、新技術が出ました、即採用なんて行きません。
人の命に関わる事は少なくとも３年間ほどの検証テストの時間が掛かるだろう。