車業界の破壊者テスラ

テスラは先に記載したギガキャスティングなど従来の自動車メーカーがトライしなかった
鋳造技術を大胆に取り入れてコストダウンを可能にしてきました。
まあこのギガキャスティングなどの発想は、
トヨタなどの従来の車メーカーでも持っていたのは事実です。
ただギガキャスティングは経時の歪みや接合に不安があったから敢えて踏み込まなかったわけです。
ただ今回紹介する革新技術は、従来の車メーカーには発想そのものがありませんでした。
それはワイヤーハーネスの長さを1/30にしたという事です。これは誇張し過ぎると思ったのですが
モデルＹはこの技術で車を完成させたと言われています。
ハーネスの長さを1/30にするのは部品点数を少なくするとかのレベルではありません。
従来の部品の配置まで大きく変えなければ出来ない事です。
まあ内燃機関の従来の自動車ではこんな事不可能です。
EＶだから出来たのでしょうが、でもハーネスの長さ1/30は凄いの一語に尽きます。
半導体の数も3系統のメガ半導体（たぶん3次元まで進化）に集約するという。
何処までもテスラは革新を止めない。となると日本メーカーはこの先生き残れるのだろうか？
既に日本車が強い東南アジアでも中国メーカーや韓国メーカーが浸食始めているし
ローカル（その国独自の）メーカー例えばベトナムのビンファストなども生まれていますから
巻き返すの大変な状況になっている事を認識しないといけません。
このままだとどんどん攻められる一方ですね。車産業が競争力を失うと日本はものすごく貧しい国になってしまう。絶対に守らなければならない絶対防衛圏のようなものです。