調教とはＭ女の殻を破るもの

Ｍ女はある時、自分のＭ性に気づく。
そして、アブノーマルを求める自分と常識的な自分の狭間で心が揺れ動く。

だが、だんだんとアブノーマルへの興味を持つ自分が大きくなる。
ところが、そんな自分をなかなか認める事ができない。
ましてや、そんな事を口に出す事などできない。

心のどこかでは
「こんな自分を誰かに気が付いてほしい・・・」
「恥ずかしく責められたい・・・」
「本能のままに乱れたい・・・」
「弄ばれたい・・・」
と願っている。
ところが、その一方でそんな自分に強烈に抵抗するプライドの高い自分がいる。

だからこそ。
「もっと、素直に自分になれたら、どんなに楽だろう・・・」
「こんなプライドは崩してしまいたい・・・」と願っているＭ女も多い。

調教はそんな思いを叶えてやるものだ。
自分1人では中々崩す事ができないプライドであっても、調教される事でこの要らないプライドを消し去る事ができる。
麻縄で縛り、自由を奪い、圧倒的な支配の元、今まで押し殺していたマゾの自分を引き出してやる。
そして、自分の理性やプライドが全く役に立たない事を思い知らせる。

殻を破ったＭ女は本当に魅力的に変身する。
気負いや不安が無くなり、表情が穏やかになる。
そして、女性本来の色気を纏う様になる。

今まで理性やプライドに押し殺されていた、もう一人の自分が解放されるからだ。
魅力的なＭ女に育てる為の調教とはそんな物だと私は思う。