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今この時を、生きる
2015年04月18日 23:58
今この時を、生きる
無実でありながら、長く牢獄で不遇の生活を送り、それでも希望を失わずに人々を励まし続けた人の本を読みました。
その人、フランシスコ グゥン・ヴァン・トゥアン神父(枢機卿)は、ベトナム戦争後、共産主義政権下のもと、政府にとって邪魔な人物だったために拘留されました。
その後、13年にわたる拘留・軟禁・独房生活を送ることになります。
しかし、彼は腐りませんでした。
13年間、希望を捨てずに、祈り、学び、働きました。
そうして誰も恨むことなく、高貴な精神を保ったのです。
マザー・テレサが彼にあてた手紙にはこうあったそうです。
「大切なのは、仕事の数ではなく、それぞれの仕事に、どれだけ愛情を込めたかということです」
彼は、獄中でも神父としての仕事できるし、愛をこめることができると考えました。
拘束されている間に、獄中から人々を励ますための便りを書き続けたのです。
小さな紙切れの裏などに・・・。
一枚ずつ、一枚ずつ。
看守に見つかれば没収され罰を受けます。
しかし、やり遂げました。
それら1001の短い便りは、ひそかに牢獄から持ちだされ、人々の手をわたりながら、本となりました。
その本『希望の道』は、現在、世界十数カ国後に訳され、世界中の多くのキリスト教信者を勇気づけています。
彼は書いています。
「主よ。わたしは待ちません。今というこの瞬間を生き、それを愛で満たします」
「今の各瞬間、どのようにしてそこまで愛することができるでしょうか。それは日ごとの、時間ごとのそれぞれの瞬間が人生の最後の瞬間であるように生きることだと思います」
彼は、このように、今この時を、希望と愛をもって生きる努力をしたのです。
この日本で私たちがこのトゥアン神父のような試練に遭うことは、まずないでしょう。
しかし、「人生には楽もあり苦もある」のですから、病気、怪我、別れなど誰でも苦しい時があるのは避けられません。
その苦しい時も、わが人生です。
苦しさゆえに失望したり、怒りに翻弄されたりすれば残念なこと。
苦しい時や困難があるときには、自分をより良く磨くチャンスです。
人生のどんな時でも、希望も、愛もなくなるわけでありません。
今、この瞬間も、希望や愛をもって生きることができるのです。
★きっとよくなるヒント★
今、この時に、希望や愛をもって生きる♪
このウラログへのコメント
仕事に優劣があるのではなく
仕事をする人に優劣がある
何処か何か
ではなく
やはり人ですね
全ては自分発信。
どう生きるかを考えます(^-^)v。
心の強靭な人はどんな不遇でも希望を捨てませんが、心の弱い人はどんな恵まれた境遇でも不平ばかりですネ。
SYUZO-さん:そうですよね(^^;)
morioさん:そうですね。私はどう生きようかな~(^^)
koujiさん:そうですね。気をつけなきゃ
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