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高倉健さんから学ぶ2
2014年11月24日 23:40
「人生で大事なものはたったひとつ。心です」
高倉 健
◆どれほど長時間の撮影であっても、健さんは腰を下ろして休憩しませんでした。
なぜでしょうか。
「癖ですからね。何か座っちゃうと緊張が……。こう持続できないというか……、あんまり無理してるんじゃなくて、なんとなくそのほうが仕事をしてるって感じます」
(『単騎、千里を走る。』のメーキングビデオのなかで)
「スタッフや共演の方たちが寒い思いをしているのに、自分だけ、のんびりと火にあたっているわけにはいかない」
(「女性自身」吉永小百合さんとの対談 79年12月27日号)
自分が登場しない撮影場面も、ずっと立って観ているわけです。
休んでいてもいいのに・・・。
2年前に公開され、 遺作となった映画『あなたへ』のときもそうでした。
寡黙な男の、仕事や人への誠意の現れだったのだと思います。
◆寡黙な男の一番多いセリフは何だったのでしょう。
『高倉健インタヴューズ』を書いた野地秩嘉さんが出演映画204本のうち180本をチェックしたところ「すみません」「お願いします」「ありがとう」がベスト3だったそうです。
これらは、良い人間関係をつくる基本の言葉。
健さんの言い方は、その目や顔の表情や仕草に心がこもっていました。
◆実は、寡黙な男もギャグを言ったことがあります。
映画『幸福の黄色いハンカチ』で、健さんが武田鉄矢さんを叱る場面です。
武田さんは、北海道でナンパした桃井かおりさん(失恋して傷心の一人旅の途中)に、シツコク迫りますが、なかなか思いが遂げられません。
ふてくされた武田さんが健さんの前で、桃井さんを馬鹿にするようなことを言ったときです。
健さんは怒ります。
「いいかげんにしろ」
その後、思わぬオヤジギャグが出てきたんですって。
「おなごちゅうのは弱いもんなんじゃ。咲いた花のごと、弱いもんなんじゃ。男が守ってやらないけん。大事にしちゃらんといけん」
武田「……」
「おまえのような男のこと、おれの田舎では何と言っとんのか知ってるか」
武田「いえ」
「草野球のキャッチャーちゅうんじゃ」
武田「?」
「ミットもない……。ちゅうことや」
観ている人も、ほっとした気持ちになれる健さんのめったに言わないギャグだったとか。
★きっとよくなるヒント★
一言でも誠意をもって語る。
このウラログへのコメント
これはセリフなのかな?
それとも健さん自身の言葉?
どっちにしても座布団5枚ですネ!
なんにせよ
カッコいい方でしたよね
健さんの逸話は
いくらでもありますよね
(  ̄▽ ̄)
SYUZO-さん:ですね。それくらい素敵な方だからこそですよね
宵さん:ですね。心が温かくて格好いい(*^^*)
koujiさん:健さん自身の言葉みたいです
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