イブクイック

のの：うぉーん。頭が痛いよう。どれくらい痛いかというと吐きそうなぐらい痛い。というか吐く。ｹﾞﾛｹﾞﾛｰ。吐いてきた。うぉーん。微塵も楽にならないよう。


悪魔：お薬飲みましょう。マツモトなんたらで買いましょう。


のの：キヨシに来たよ。無難にバファリンかな？


悪魔：イブにしましょう。全然効かないって言ってた人がいましたけど。


のの：このクイックにしよう。早いんだってさ。きっと３０分ぐらいで効いてくれるよ。






のの：ご飯食べるよ。食欲ないけど。お薬飲むよ。











のの：吐きそう。吐きたい。


悪魔：吐いたらお薬の効果出無そうだから耐えてください。


のの：うぉーん。帰りたい。帰りたい。タクシーで帰る。電車とか無理。




～３０分後～


のの：全然効かないよ。クイックってなんだよ。


悪魔：効き目には個人差があります。


のの：うぉーん。死ぬ。死なないけど。







～１時間後～


のの：８割ぐらい痛みが引いた。すごいよイブクイック。


悪魔：効き目には個人差があります。












～１時間３０分後～


のの：痛みが完全に消えたよ。なんとなく頭重いけど。すごいよイブクイック。


悪魔：効き目には個人差があります。









～２時間後～


のの：完全に治った。なんともないぜ。元気だ。


悪魔：千円で済んでよかったですね。


のの：４０００円程度浮いたよ。でも残ったお薬の処理に困る。


悪魔：そっと職場に置いておきましょう。誰かが使うかもしれません。


のの：効き目には個人差があるので皆がこうなるとは思わないでね！











のの：MP3プレイヤーがもう無理ってエラー吐き出した。しょうがないから修理にだしてまたコキ使ってやる。５年半程度では休ませはせんよ。


悪魔：早々に捨てられるのと、修理してまでコキ使われるのってどっちが幸せなんでしょうね。


天使：無給で相手の都合で強制的に労働させられる環境で、怪我したから殺せが前者。怪我したから治療してまた強制労働させるのが後者。


のの：私は意地悪だから働かせるぜ！ひゃっはー元気になって帰って来いよ！まだまだ貴様には働いてもらうぜ！医者にご臨終っていわれるまで貴様は現役だ！ひゃっはー！