デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

いい話…虎の威を借りる

2011年10月20日 13:59

いい話…虎の威を借りる

【虎の威を借りる】

曽野綾子氏の心に響く言葉より


大臣と知り合いだったり、社長の奥さまと同じ先生についてお茶をならっていたり、特定のエリートグループに入っていることが嬉しかったりする人を見かけた時は、その人は、多分に弱いところのある人だと思っていいだろう。

なぜならこれらの人々は、金、権力社会的地盤、などというもので、自分を補強しようとやっきになっている。

そしてしばしば勝ち気と言われる人は、本当はあまり自分に自信がない人で、序列とか、世評とかを、死にものぐるいで、大切にしているのである。

本当の意味で強くなるにはどうしたらいいか。

それは一つだけしか方法がない。

それは勝ち気や、見栄を捨てることである。

すぐばれるような浅はかな皮をかぶって、トラに化けた狐のようなふるまいをしないことである。

勝ち気や見栄を捨てた時、人間は解放される。

こちこちではなく、しなやかな感受性を持ち、自由になれる。

その自由さの中で、人間は光り輝くように、その人らしく魅力的になり、かしこげになり、金はなくても精神の豊かさを感じさせるようになり、大人物に見えてくる。

自分の弱点をたんたんと他人に言えないうちは、その人は未だ熟していない人物なのである。

『本物の「大人」になるヒント』海竜


「群れずに行動」できることは、大人であることの必須条件。
群れるとは、会社や政治家派閥などがそうだが、学校などでの集団でイジメたりするのも群れる心理がそうさせる。
一人だと何もできないが、群れると、騒ぎ、大声をあげる。
誰々を知っている、誰々と親しいなどと、有名人や偉い人の名前を出す人は、自分の弱さを補強しようとしていることに気づかないものです。
「虎の威を借りる狐 」(戦国策)という話がある。
虎に捕まえられ、今にも食べられそうになった狐は、
「私を食べることはできない。嘘だと思うなら私の後をついてきたら分かる」
と言って先をスタスタ歩き始めた。
虎が狐の後をついて歩いていくと、なんと、動物たちがみな逃げ出した。
動物たちが怖がったのは虎で、狐はただその威を借りただけだった、という故事。
見栄を張り、虎の威を借りる人は見苦しい。
弱点を平気でさらけ出すことのできる真の大人でありたいね。
今はまだまだ道のり遠いけど、少しずつでも。

このウラログへのコメント

  • まさき 2011年10月21日 10:22

    あなたの日記はいちいち心に響きます・・自由に楽しく強くしなやかに生きていきたいな!

  • なな♪ 2011年10月21日 23:52

    まさきさん:嬉しいです有難うございます。のびのびと生きていきたいな~

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する

なな♪さんの最近のウラログ

<2011年10月>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31