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いい話…どん底
2011年10月18日 02:28
【どん底】
開催を来年に控えるロンドン・パラリンピックで注目を集める一人の日本人選手がいます。
車椅子マラソン選手・土田和歌子さん。
高校2年生の時、突然の交通事故で車椅子生活に…。
その後スポーツに目覚め、数々の世界大会で優勝。
ロンドンでは5000mとフルマラソンでの二冠が期待されています。
一見不運と思われる出来事をどう乗り越え、運命を好転させていったのか。。
愛読書『致知』11月号より
私はここ数年、「何のために自分は走っているのか」を強く意識するようになりました。
それは、ただ勝ちたいというよりも一種の使命感のようなものだと思っています。
特にそれを感じたのが今年4月のボストンマラソンでした。
その前月、東日本大震災があって、私自身も大変心を痛めたんですけれども、
自分に何ができるかを考えた時、それはやはり走ること以外にないと思ったんです。
いま振り返っても不思議なのですが、スタートラインに立った瞬間から、
自分以外の何かから力をいただいているような感覚がありました。
競技中、とても苦しい中で
「たとえ腕がちぎれても走るんだ」
という気持ちが湧いてきたのは、
日本に対して何かのメッセージを伝えたいという願いがあったからだと思います。
そして驚いたことに、ゴールを切った時、16年間破られることのなかった世界記録を更新していたんですね。
この結果は日本だけでなく海外からも大きな称賛を浴び
「ありがとう」
という声もたくさんいただきました。
私は今年37歳で、車椅子になる前より、障害者となってからの年月を長く生きているんです。
もしあの時事故に遭っていなかったら、
いままで築き上げたアスリートとしての立場はきっとなかったと思いますし、
強い使命感に燃えることもなかったでしょう。
生きていると誰だっていろんなことがあります。
その時、ドッと落ち込んだとしても、どん底はいつまでも続かない。
むしろその時が人生を開花させるチャンスなんです。
勇気がわいてくるお話♪
「どん底はいつまでも続かない」
このウラログへのコメント
waruoさん:こういう言葉は励みになりますね
pukuさん:ですね。失敗は成功の元みたいに
Mitsuruさん:マラソンは声援から元気もらう人多そうですね
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