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いい話…人の心に灯をともす

2011年09月08日 09:40

いい話…人の心に灯をともす

教育は治療と似ている】

曽野綾子氏の心に響く言葉より…


自分をとり巻く周囲の状況が、悪かったからこそこれまでになったのだ、という人は世間にかなり多い。

これは嫌味ではない。

実感である。

多くの人は、自分に与えられていた幸福にも感謝するが、同時に不幸にも感謝できるのである。

教育は治療と似ている。

医者は薬を与え、手術をして、患者を「癒す」という。

しかし、医者の中でも謙虚な人々は「病人が自らを癒す力に、手を貸しただけだ」という。

その証拠に、どんなに人間の力を注いでも、人間の一生に一回だけは癒(なお)らないのである。

教育もそうである。

教育とは或る人間が(多くの場合、年齢の上のものが)他の人に(年若いものに)与えるもののように考えられている。

これは一面その通りなのだが、半面そうでもない。

人間は自らを教育するだけである。

他人は(親や教師といえども)それに少し力を貸すだけという言い方もできる。

『魂を養う教育 悪から学ぶ教育』“絶望からの出発”PHP研究所


多くの心理学では「相手の行動を変えることはできない」「変えることができるのは自分の行動だけ」と言われる。
脅そうが暴力を使おうが怒鳴ろうが説教しようが、相手が自分の行動を変える意思がない時は、表面では変わったように見えても本当の気持ちは全く変わらない。
どんな名医であろうと自ら治ろうとしない患者を治すことは難しい。
同様に、世に有名な名教師であっても本人に学ぶ意思が全くなければ、言葉一つも教えることはできない。
名医とは治すのが上手な人のことだけど、治ろうとする意欲を高めることの上手な人、と言い換えることもできる。
希望を与え、元気づけることができる人。
名教師は生徒に学ぶ意欲をかき立て、燃え上がらせるのが上手な人。
行徳哲男師の吉田松陰を評する言葉に…
「ボルテージとは波動である。
波動を出す人物は元気を生み出す。
その代表的人物が吉田松陰である。
松陰一挙一動波動となって伝わり、若者たちを奮起させ、煽起(せんき)させ、幕末を揺り動かすエネルギーを生み出した。
松陰は時に涙を含み、声震わして弁じ、甚だしきは熱涙点々と書をしたため、また、時に目が裂けるほど大きく見開き、髪の毛が逆立つほどの怒りを示したという。
その一方で、和んだときには花に蝶にと戯れたともいう」

吉田松陰ほど、短期間に多くの若者を感化し、感奮興起させた人物は古今、他にいない。
不幸の底にあっても、ないものを嘆くのではなく、あるものに感謝できる人は幸せ。
言葉一つで、人は冷やされもし、温かくもなる。
人に希望や元気の種をまき、感奮興起させる人でありたいな。

このウラログへのコメント

  • やじ 2011年09月08日 15:22

    そういう人になりたいものです。まだまだ修行の身です。

  • タカノ 2011年09月08日 21:34

    人に話をする時は難しいですね~。いつもとある言葉を思い出しながら話すようにしてます(^^;

  • なな♪ 2011年09月08日 23:20

    タカノさん:話すときに意識して何かを話すのはいい訓練?になりそうですね

  • なな♪ 2011年09月08日 23:21

    やじさん:私ももっと修行が必要そうです

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