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いい話…「意識の量」を増やせ!

2011年08月18日 14:21

いい話…「意識の量」を増やせ!

【「意識の量」を増やせ!

明治大学教授斎藤孝氏の心に響く言葉より…


あるとき、卒業生が数人やってきて、現役の大学生卒業生と入りまじった席で話をすることになった。

教え子たちは卒業して3.4年経っており、それぞれ教師になったり企業に就職したりしている。

私が資料のプリントを配りはじめると、卒業生の一人がすっと立って、「先生、僕が配りますよ」と、代わりにプリントを配ってくれた。

「おっ、こいつ、ずいぶん大人になったな。そういうところを学生に見せてやってくれよ」と思った。

普段、授業のプリント配りを手伝ってくれる大学生はめったいにいない。

誰もが「サービス待ちのからだ」で教師が自分たちに付与してくれるサービスをただ待っている。

この「相手の立場に立ってものを考えられる」ということは、社会とうまく関わり、つながっていくためにとても重要なことだ。

「こういうことをしたら、この人が少し助かるんじゃないかな」

「こうしたら、この人はきっと安心するだろう」…

そういった視点で物事を処することができるようになれば、社会の一員として有用な存在になれる。

ラグビー指導者の清宮克幸氏が、「監督にとっていい選手とは?」を語っている。

清宮氏は言う。

いい選手とは、機転が利く、気の利く選手。

気の利く選手はトラブルやアクシデント、予想外の行動と遭遇しても、きちんと仕事をしてくれる。

いい結果を出してくれる。

これができる選手は信頼できる。

評価できる選手になる。

つまりは頭のいい選手。

企業においても同じだ。

企業で有用な存在になるには、気の利く社員、リクエストにきちんと応えられる社員になること。

同じ課題をもっていても、工夫できるかどうかに違いが現れる。

それが意識だ。

意識の量を増やせということは、工夫をしろという意味である。

いい部下とは、この「工夫」がうまい。

サービス業的な仕事では、明確なゴールや答えが出ないことが多い。

その中でどれだけの「工夫」ができるか。

限られた時間や費用の範囲ないで、どれだけ最良のパフォーマンスを発揮できるかが求められている。

『「意識の量」を増やせ!』光文社新書


若い頃は、誰か人に席を譲ったりとか、手助けするといった気配りをすると、「格好つけすぎ」とか、「いい子ちゃんぶっている」と思いがち。
でもそれも、社会に出て様々な苦労をすると、少しずつわかってくる。
それは、自分が痛みや苦しみを経験することによって、相手の立場がわかり、相手の気持ちを感じることができるから。
共感力が豊かな人、感動が多い人は相手の立場に一瞬にしてなれる人だと思う。
相手の痛みや悲しみ、喜びや楽しみを自分のことのように感じることができる。
つまり、意識の量が多い人。
何事につけ、なにも意識しない人は、機転が利かず、気が使えない人でもある。
常に意識のアンテナを張りめぐらせ、人の気持を汲める人でありたいし、今はまだまだだから…そうなっていきたいなぁと思う。

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