「おいで」⑧

｢こんなに広げられて･･･｣

あなたは云う。。。

｢おまえはホントに見られるのがスキだな｣

｢あん･･･だって･･･｣

あたしは、喘ぎながら鏡の中のオンナを見ている。。。

鏡の中のオンナは、その脚を広げられたまま、まるで見せびらかすかの
　ように自分自身を、あたしに見せつけていた。
　
そして、オンナは、その恥ずかしい格好によってもたらされた悦びで、
　その場所を震わせている。。。

｢だって･･･熱いの･･･｣


こんな、こんな恥ずかしい格好をさせられて、そのことでこんなに感じてる
　あたしってやっぱり、Ｍなんだな･･･と思う。

あなたに見られてることを再確認した瞬間、カラダの悦びに思考回路が
　支配されていく。。。

そして、腰にチカラが入らなくって膝をついてしまう。

｢もぉ･･･ダメ･･･　立ってられない･･･｣

｢いいよ･･･このままするよ･･･｣

あたしはうなづいて、浴槽のふちに身をゆだねるとそこにあなたが、
　入ってくる。。。

あなたは強弱をつけながら、あたしを深く、浅く、攻めていく。。。

｢イっちゃう･･･！｣

一度、波に乗ってしまったカラダは、大きな波に乗ることもカンタンだった。

｢いいよ、イって･･･｣

もう、とっくに波に乗っているカラダを、更に、波にまかせていく。。。

｢あっ！あっ！あっああああぁぁ･･･｣

あたしの声は悲鳴に近付いていく。。。

｢俺もイク･･･｣

あなたがつぶやいた瞬間、波は、あたしのカラダをさらっていった。





続く。