シェアー50／ばれていた

「どうだったの？」
「上手く行った」
「良かった、おめでとう」
「お母さんのお陰さ・・・有り難う」
「とんでもない。大したものよ、大翔は」
「彩花ちゃんに教えてあげて」
「なにを？」
「歩く時、少し前屈みになるの」
「あそこに何かが挟まっている様な感じが、何日か続く」
「分かった。すぐに教える」

「おば様、手伝います」
「えぇ、お願い」
やっぱり女の子はいいなー
大翔も後片付けは手伝ってくれる
早くしたいから、と言う事だけれど、まあ、いいかー


３人でケラケラと笑いながらの楽しい食事
半分まで来た時にチャイム
「あら、帰って来たわ」

「おじ様、ご馳走になっています」
「おう、いらっしゃい」
「貴方、ピール？」
「いや、彩花ちゃんを送るから要らない」
「ふーん、そう」
「おじ様、歩いても１０分程ですから」
「ご両親に叱られる」
「そんな・・・有り難うございます」

それからは４人で、楽しかった
３人で１１時前に送り届けます
大貴が車で送ってくれました
「お父さん、有り難う」
「気にしない」
大翔を先にお風呂に入れさす
大貴に続いて咲希も入り、ベッドへ


「咲希、もう話してくれても良いぞ」
あーあ、ばれていた
「何時気が付いたの？」
「札幌から帰った日」
やっぱり
「だから５日もしようとしなかったの？」
「あぁ」


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