シェアー42／鋭い目

「恋人が出来たら・・・お母さんは僕としてくれない？」
咲希は一瞬返事に困った
ここでしないと言えば、大翔は作るのを少しでも伸ばそうとする
「恋人が出来ても、お母さんともしたければ、しても良い」
「でも、度々は絶対に駄目」
「たまにならしてくれる？」
「大翔がしたければいいわ」

「彩花とする」
「えっ？」
「高校になったら、させてくれるって」
「もう、なったでしょう？」


そうか、咲希は今初めて分かった
そうだったの
何てこと
大貴はそれが分かっていたんだ
大翔から聞いた？
いいえ、そんな事は言えない、聞けない
大翔を見ていて、観察していて気が付いたんだ
そうよ、あいつは事、女と男に関しては鋭い


自分からは言った事は無い
しかし、数だけで無く、かなりの経験が有るのは咲希には分かる
何時気付いた？
私に頼んだ半年前？
もっと前？
何故、私は気付かなかった？
男より女の方が分かる筈なのに、どうして？
大翔には視線を感じ無かった


良く言われる下着も悪戯されてない
いいえ、されていたかも知れない
でも、精液が付いていたり、匂った事もない
いいえ、匂いを嗅いだ事なんて無い
詳しく調べた？
していない

お風呂を覗かれた事は？
無いわ
いいえ、気が付か無かっただけかも知れない
大貴とセックスをしていた時は？
ドアの外に気配を感じた？
いいえ、一度も無い


ガンガンと頭が痛くなって来た
「叫ぶなんてじゃなかった・・・絶叫が何分も続いていた」
「もっともっと、突いて、突き捲って。それも大声なんだ」
「あれじゃ、絶対近所に聞こえてる」
「大きいちんぽ、硬いちんぽ、大翔のちんぽ良過ぎる」
「言っていた、然も大声」

あぁー、何てこと
二階に居ても聞こえる


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