日銀の目標 来年が試練ですよー

日銀決定会合は予定通りマイナス金利とYCC(イールドカーブコントロール)の撤廃を決めました。
賃金が今年の春闘で5.3%も上昇したのですから、これは当然の結果ですが
以前も記載しましたが、改めて言いますが、日銀の目標は、賃金上昇→物価上昇の循環が
持続的に続く事なのです。
今年の賃上げは誠に結構な数字でしたが、来年に少し先送り分を取っておいてもらいたかったですねー。
来年の賃上げが腰折れになってしまう事を、日銀含めた金融関係者がどれほど恐れているのか。
例えば、来年の賃上げが3%を下回り、そして物価も上がらなくなるとすると、
またもや日本はやはりだめかと言う事になります。(デフレの影が近づいて来る)
そうなると相場は低迷ならまだしも、外人投資家の期待を裏切る事になり、
大幅下落となってしまいます。
企業は商品価値を上げる一層の努力をして、商品価格を上げ、利益を増やす事です。
そうすれば来年も確実に4～4.5%程度の賃上げが出来るようになります。
今年みたいに5%を超える賃上げは必要ありません。確実に賃上げが出来る環境が最上なのです。