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趣味は読書、犬も歩けば…或いは輪廻

2019年11月03日 09:22

僕は仕事帰りなどに、最寄り駅の一つ手前の駅で降りて、スーパーで買い物をしたり、コインランドリーに寄ることが多い。
その駅前には、小さな書店があり、新刊文庫のチェックに寄ることが多い。
それに、狭いながらも、時々掘り出し物がある。
先日、久々にその書店に寄り、新刊の棚を見ていたら、光文社文庫新刊で、生島治郎の「黄土の奔流」が出ていた。
僕は二十代の初めから、大藪春彦に夢中になり、その影響で、チャンドラーやハメットも読んだ。
日本には、ハードボイルド作家が少なく、矢作俊彦を少し読んだくらいで大藪以外は読んだことがなかったが、生島治郎の「黄土の奔流」は書名は知っていていつか読みたいと思っていたが、とっくに絶版になり、もう古本でしか手に入らないと諦めていた。
それが、思わず版元を変えて、復刊された。
長く本を買っていると、このような事は時々ある。
スティーブキングホラー評論集「死の舞踏」「グリーンマイル」。
トレイン・スポッティング」「シャドー81」など。
開高健の「白いページ」。
大岡昇平の「事件」。
そして、復刊ではないが、小学生の頃夢中になったNHK人形劇ノベライズ、「新・八犬伝」が角川文庫で出た。 
これなど、なぜ出たのか分からないが、僕には喜ばしい限りである。
絶版は、その版元での本の死を意味するが、他の版元から、甦ることが往々にしてある。
どうも、古本があまり好きではない僕には、新しい本が出るのは嬉しい。
本屋の棚を見ていると、思いも寄らない本に出会うことがある。
昔住んでいた処の、繁華街から外れた書店で、とっくに絶版になっていた新潮文庫カフカの「審判」を見つけて購入した。
どんな小さな書店にも、何かしら掘り出し物がある。
犬も歩けば、棒に当たるのかもしれない。

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