- 名前
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- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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アホのマラソン
2014年05月16日 21:32
友人たちが、のんびりしてる中で、
なぜ私は一人、汗だくになって、息を切らせて、
あんなに辛い思いをして、10キロ以上も走ったのか。
……それは私が、アホだから……
高校の時、学校行事としてのマラソン大会はありませんでした。
が、どういう意図があってのことかわかりませんが、12キロの道のりを、
ぞろぞろ歩くという行事がありました。山登りとかでもなく、
川沿いの平坦な道を、整列行進でもなく自由にバラバラに、ただぞろぞろと。
季節は真冬。ご丁寧に、途中の何箇所かのチェックポイントで、
カードにハンコをもらう、なんてのもあって。コースをチェックされる。マラソンっぽい。
けどマラソン大会ではない。みんな走らない。談笑しながらぞろぞろ。
……せっかくだから、特に意味はないけど、走ってみようか?
と、アホな私は思いまして。
友人たちを置いて、一人、走ってみました。
中学の時のマラソン大会は6キロで、それ以降、それ以上の距離を走ったことは
一度もありません。なのにいきなり12キロ。
しかも、ヘンに根性があったものですから、バッチリ完走して。
かかった時間は、ちょうど1時間ほどでした。
よろんよろんの、へろんへろんになって、死にそうな形相でゴールインしてみると。
いたんですよそこに。2、3人ほど。
私と同じことをやらかした、他のクラスの、名も知らぬアホどもが。
お互い、言語を発声できる状態ではなかったので、ふらんふらん、ぜは~ぜは~、と
歩み寄って、ぱちん! とハイタッチして。一緒に、ぱたん! と倒れこみました。
汗臭く、むさっ苦しい、黒い男子校生活の中で。
あれも確かに、青春の一幕だったなと。振り返ると、そう思えます。
……そう、思い出します。
あのアホマラソンの翌日から延々10日間ほど(実話)、
地獄のような筋肉痛に襲われたことを。
いやぁ痛かったです。
このデジログへのコメント
いえいえ、何かを一生懸命やり遂げることは、素晴らしいと思いますょ(^o^)v
何故、走ったんでしょうねぇ~
何かが、若者を走らせたんでしょうねぇ~(笑)
> はぎんちょさん
まあ、「12キロ完走したことがある」と言えるのは私にとっては
結構大きいですね。本文にある通り、その次は6キロと大幅に
縮まりますから。
> eriさん
多分、もうこんな機会はないだろう、と思ったからですね。
一人だけで、あるいは何かのイベントに参加してまで、
10キロ以上もマラソンしようなんて、生涯考えることはないでしょうし。
> うたさん
はい、アホです。私自身、走ることについて思い入れはないので、
ほぼ万能無敵な言葉である「男のロマン」が通じませんしね。
ロマンを感じてたわけでもなく、ただアホでした。だがそれがいい。
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