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(ハル)を見る

2013年11月15日 00:28

森田芳光監督の(ハル)をみました。

森田監督ってリングが代表作ですけど
いろんなジャンルのいろんな作品を
監督していてホラーからラブストーリーから
SFからコメディから家庭ドラマから
オールラウンドにこなせる才能豊かな監督さんなのである。

この(ハル)という映画が
公開されたのはネットが普及し始めた
最初の頃の話。ネットにつなぐときにISDNを
使ってた時代の話で、今みると会社員男の子
「僕はパソコンなんてさわったこともないよ~」
とかんなわけねーだろとつっこみたくなる。

(ハル)の簡単なあらすじ

東京の貿易会社でつとめる(ハル)という男性
盛岡デパートでつとめる(ほし)という女性
ネットのチャット板で映画の話題で知り合い
お互いにメール交換し始める。

ハルとほしはメールを通しながら
お互いの本音を語り合っていく
ハルはもともとラガーマンで会社も
それで入ったのだが腰痛営業マンの転落
彼女にも振られて仕事もうまくいかなくて
無気力でつまらない毎日を送っていた。
ほしは結婚する気で彼氏事故でなくし
傷心を抱えている中で一方的に気を寄せられている
男性に追い回される生活で仕事を転々としていた。

ハルはネットで知り合った奔放的な発言ばかりする
ローズという女性と実際に会い、
交際にまでいたらないが彼女と関係を結んでしまった
とほしにメールで知らせる。
ほしは仕事場で出会った男性に突然プロポーズされる。

しかし結局、二人とも交際には発展せず…
それはお互いに思う人がいたからだった。

感想
私、森田監督を見くびってました
この映画古い作品ですけれどすごいです。
画面はハルとほしの日常が淡々と流れ
メールのやりとりはほとんどが無音の黒画面に
白い文字のスクリプトで表現され
音のある日常のシーンと交互に表示されていきます。

普通は映画でもなんでも台詞で説明しちゃうと
NGなのですが、この映画の場合
画面にかかれたメッセージやりとり
一番重要な要素になっています。
役者たちはよけいなことはいっさいしゃべりません。
実際に事情をしってみているこっちは
最後のハルとほしの誤解にちょっとハラハラしました。
が…

実は、この作品に出てくる
ほし(姉)ローズ(妹)の姉妹は
私と妹とそっくりでなんだか
そんなところも共感しました。

今時の華やかな映画に疲れた
人にはちょうどいい作品だと思います。

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