デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

リアリズムの宿を見る

2013年11月11日 20:35

苦役列車山下監督のかなり古い作品
つげ義春原作のリアリズムの宿をみました。

私は高校生の頃につげ義春
ねじ式からゲンセンカン主人やら
短編で読んだことがある。
実際にねじ式もゲンセンカン主人も
数ページの短編に関わらず映画化され
映画から漫画を読んだという人も多いと思う。

王道漫画と違い
落ちなし、意味なし、クライマックスなし
つげ義春漫画の大きな特徴。
純文学私小説を合体させたような
漫画がつげ作品の大きな特徴。
ゆえに、読み手を選ぶ作品ではあるが
一部の読み手からは絶大な人気を誇っている。
しかもそのファン層はクリエイター系が非常に多い。
これが彼の作品が多く映画化された背景にある。
私もつげ義春が好きな類である。

リアリズムの宿
そんなつげさんの連作の旅行記の漫画
一つの作品にまとめたもので
駆け出し映画監督坪井脚本家木下
鳥取の片田舎の寂れた旅館をふらふらしながら
女の子と出会うが特に恋愛に発展することもなく
しまいには女の子にお金を持ち逃げされ
帰る宛もなく他人の家に泊めてもらったり
しながらフラフラすごし
お金もそこをついたところで
もう帰ろうというところで持ち逃げした
女の子21歳と言っていたのに女子高生だった)
を駅で目撃したのだった。

という本当につげ作品と同じく
山も谷もないゆるーいゆるーい脈絡のない展開が
続いていく作品なのであった。

私は見終わってから
これはいったい自分でどう解釈すべきか
正直まよったのである。
オチもなく話に山に谷もなく
でも、男二人の何気ない会話が
非常にリアリティがあって
笑ってしまったのですね…
最初の方の外国人の宿主がヤマメをふっかけて
売ってくるのは笑ったんですよ。

で、そこからお金がなくなって
泊まる宿のランクが民宿から一般の家
みたいなところまで落ちていくんだけど
ほんとに最後の家の風呂が汚くて汚くて
しかも家の人が救急車で運ばれていく。
おもてなしもへったくれもない旅なわけ。

もう自分のことしか考えてない
人ばっかりしか出てこない
その偽りにも近いおもてなし
お節介になりながら旅をする。

最後のくるりの曲が
家出娘というタイトルなんだけど
それでやっと作中一番の綺麗どころである
敦子という少女家出娘だったのだと理解した。
なんちゅう遠回りな話やー

これはおもしろいと言えるのだろうか
と自分の中で考えた。
松本人志の映画はクソだと思うけど
これはクソなのだろうか、
この映画のおもしろさとはいったいなんだったのか
考えた末、思い出した
そうだこれ原作がつげ義春だ。
原作にもともと起承転結がないんだから
その映画にそれがあるわけない
あるとしたら、やたら暗くて寂しい背景と
どんよりまどろんだ小汚い宿の風景だ。
それはこの作品にはあった、それがこの映画の
面白味だ!

そういうわけで、納得したのでありました。

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

ポマポマ

  • メールを送信する

ポマポマさんの最近のデジログ

<2013年11月>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30