【魔法少女カーマイン】15-3　助っ人がきたりて

……。
「容疑者が多すぎるクポー」
心当たりが多すぎると感じ、クポーは倒れてしまった。
机上に倒れてまぬけである。
「そんなことより、本職頑張ればいいじゃないですか。久保田先生」
「助っ人のひとだっていつかは現れるんだし、待てば確実だよ」
クポーは人間の久保田先生に戻る。
「それもそうだな。世界史頑張るぞ！」
久保田は職員室に戻っていった。

「でも助っ人って、こちらがピンチにならないと普通来ないよね」
アンニュイに窓の外を見ながら、小春は茜に問う。
「そうですね～。アドルフさんレベルの将軍があと3人もいて、彼らが本気出したら私達だけでは敵わないって事ですよね」
少し弱音のような言葉をはく茜。
「仮に事実そうでも、弱音吐いちゃダメだよ茜。なるべく助っ人に甘えないで行かないと」

危機はすぐそこに迫っていた。
「ピンポーン！」
河原でムッツリーニ副将軍がカードを片手に悪い笑みを浮かべていた。
「あー！キチガイ～」
小学生な子供が指差す。
「ダメよ、キチガイに関わっちゃ。帰るわよ」
その母親がたしなめる。
「くっくっく……せいぜい嘲笑うがいい。人間どもよ……」
やべっコイツマジヤバイ。

続く！