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【魔法少女カーマイン】15-1 ビオレの正体に迫るクポー

2011年05月28日 18:47

「お、お前は…」
その存在に驚くクポー
「…誰だ~!」
存在は、彼と同種族の生き物……妖精だった。
「ひとに名を尋ねる時は、自らを名乗るのが礼儀サラ」
彼女……妖精は叱る言葉と、そうでもない態度で応じた。
「クポーはクポーだクポー。あなたのお名前を聞かせてクポー」
「まぁ。ワッフル西の国の、王子と呼ばれてた救世主さんサラ。わたしはコノハナササラヒメ。ワッフルの東の国を治めてたサラ。名前長いからサラと呼ぶサラ」
ぺこりとおじぎするクポーとサラ。
「サラがビオレクポー?」
(サラさんが助太刀をしてたのですか?)
「違うサラ。サラはビオレではないサラ。ビオレはサラの相棒サラ」
(違いますよ、わたしは助太刀のひと当人ではありませんが、わたしのパートナー的なひとが助太刀のひとです)
「という事はこの近くにビオレがいるクポー?見てみたいクポー」
(この近くに助太刀さんがいるのですか?ぜひ会って顔を見てみたいのですが)
「さっきから英会話テキストみたいな解説文ウザイサラ!」
(先程から形式ばった通訳文章が見えており、なんだかくすぐったいので、ご遠慮ください。)
ビリビリビリビリ
ビオレならもう帰ったサラ」
「いつか会えるクポー?ふたりにも紹介したいし」
「もう近々、彼女は現れるサラ。楽しみにしてるサラ」
そう言い残し、サラは飛び去った。

続く!

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