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ディナーの準備

2009年01月03日 01:55

ディナーの準備

2008年12月26日、クリスマス第2日

日本で正月の三が日が伝統的には家族友人とゆっくりしたり寺社に参拝したりというのが普通だが、地球の反対側、とりわけ北ヨーロッパでは正月元旦だけでそれからは日常がまた始まるというあっけなさ、だから日本の正月の気分と言うのは強いて言えばこちらのクリスマスにあたるのだろう。 イブには何日か分の買い物を済ませておいて夜には信心深い人々や子供のある家族などは教会のミサにでかけることが行われる。 そのあと25日、26日、おまけに27日とクリスマスの三が日は家族、友人とそれぞれの家で飲んだり喰ったりの様子で天気がよければ食事の後の腹ごなしに田舎公園、海岸を散歩する人たちでにぎわうことともなる。

我が家は今年のクリスマスまことに静かで舅夫婦クリスマス第二日目に午後から夜にかけて晩餐するという行事が恒例となっていたのだが今年からそれもなくなり娘のボーイフレンドを加えて5人だけですることとなった。  参加者それぞれが一つづつ前菜スープ主菜サラダデザートと準備するのが決まりで飲み物係の私はのんびりスーパーで買ってきた特別でもないボルドーの赤を室内温度と空気に馴染ませるという名目でちびちびやり始めた。

焼きたての小さなパンと台所にあったレイシ(茘枝、学名:Litchi chinensisムクロジ科の常緑高木の果樹、ライチ(広東語)とも呼ばれる、で今のところはちょうどいい。 白ワインは乾き物意外は大抵なんでもいけるけれど赤は乾燥イチジクとか干しブドウ、レイシなどの果物が結構合うようで夜中に何かのときにテレビを見ながらちびちびやるのにもこういう果物は重宝している。

娘は大蒜味の生チーズと茹でたホウレン草を燻製の鮭の薄切りで巻いたものが前菜だといってレモンを切るのに動き回っているし、その横ではボーイフレンドブスッとし顔つきでモロッコから北アフリカ香菜とナッツを混ぜたサラダをつくりドレッシング秘密だと家から持ってきたものをそれに降りかける。

家人は肉屋で買ってきた冷凍オックステールスープを解凍してそれにマデイラワインを滴らせれば終わりだとソファーで新聞パズルをしながら時々はオーブンのローストポークの具合をみている。 肉屋で特別にこのローストポークにつけあわせる、林檎をそのままクランべりー、赤ワイン蜂蜜で煮たものは人数分トレーに用意されていて指でそのソースを舐めてみるとなかなかいける。 息子ノコノコとじゃが芋を剥いて薄切りにし水に晒して布巾で水気をとり、それを層に重ねる隙間に白ワインを混ぜたベシャメルソースを引いて最後にグリュエールチーズを降りかけてオーブンに放り込むグラタンドフィノワを用意するのだと言う。 27日には息子が所属する学生団のグループクリスマスパーティーをし、そのため40人分作ったティラミスの余分が我々のデザートになるらしい。

8時のニュースを見ながら飲むコーヒーケーキは誰が用意するのか知らないけれど私の周りでは各自いろいろとやっているようで午後も半分を周った頃からみな食事の用意に走り回るというのも何か大晦日の気分に似ていなくもない。

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