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趣味は読書、「老人と海」再読

2016年09月02日 00:12

中学一年の秋頃から、文庫本を買うのを覚え、ともかく本を買った。たまたま、技術の授業で作った本箱に、書店のカバーの掛かった文庫本が、少しずつ増えていくのを見るのは、自己満足にせよ嬉しかった。
やはり、中学生になって、国語の授業は小学校とは、その教科書の厚さからして、比べものにならないものになり、副読本の資料集の作家写真や名前を覚えて、知的になったような錯覚に陥っていた。名前のみ知っている作家の作品を読むのは不純で幼稚ではあったが、誰でも最初はそのようなものだろう。
ヘミングウェイの「老人と海」は、そのごく初期に読んで、それ以後一度も再読しなかったのだから、もう40年くらいぶりに読んだのだ。
初読の時はもちろん、それなりの感動や理解があっただろうが、やはり大人になってから読むのは違う。
単純に言えば、不漁続きだった老漁師が、巨大なカジキマグロに遭遇し、三日間をかけて仕留めるが、船に引き上げられないので、舷側に縛り付けて帰港する間に、鮫の餌食になって、折角の獲物が骨だけになってしまう。
見ようによっては「骨折り損のくたびれもうけ」の話のようにも思える。
そんなストーリーが、実に沢山のものを含んでいる。
生きている間に、もう一度くらいサンチャゴに会いに行っても良いと思う。
今回、「新潮文庫の100冊」から再読用に「変身」と「車輪の下」も買ってある。
それらを再読するのは、旧い友達を久々に訪問するような気になる。

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