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★ペンダント★【完結偏】

2006年10月03日 01:10

約2時間半、Loveホテルの中で、ヒデと私は激しく愛しあった。 儚く無情に咲き乱れる薔薇ペンダントが静かに胸元に止まる。
私のカラダは、ほてりを隠せずにいて、お互いの顔をジッと見つめていた。しばらく沈黙の中…言葉を探していた。しかし見つからない。ペンダント薔薇は、いつかは散る【いつかは別れが来ることを予感していた】ことを知っていた。
これでよかったのだろうか…って矛盾したキモチが複雑のように交差する。
2人の領域は、すでに超えている。
ヒデ『…』
なみ『…私のこと好き?こんな人妻淫らな女を許せる?』
ヒデ人妻だからと言って好きなキモチには変らない…だから好きだよ…なみちゃんのこと大切にしたいって心から思っている…だけど、旦那さんのことを考えると正直、俺は複雑かな…俺も男だし…辛い』
ヒデの微妙な返答に戸惑う私…。いっそう嫌いだって言われたい…そう思っても、抱かれた感度は消せない。
ヒデの温もりは、私の全てを包みこんでくれるものだったから。
乳首は、少し撫でるぐらいでピンと立つからカラダはごまかせない。思いっきり抱いてほしいって言ってる気がした。だけど…心のどこかでヒデ(彼)のことを見下しているような気がした。
ヒデオッパイの形、すごく綺麗だね…
あそこも、すごくキモチいいし…
俺は旦那さんがうらやましいな~好きなだけ、なみちゃんをひとりいじめできるんだし抱けるんだから…』
なみ『…それは…どうかな…結婚してても…いつまでもイチャイチャしてるってかぎらないし…現実、愛が覚めると…キモチなんて、儚く散るものよ』
ヒデ『そうかな…俺はそう思わないけれどな!なみちゃんと一生一緒におれるなら、なみちゃんを愛するキモチ変らないと思うな!!綺麗ごとじゃなくてさ…永遠に守りたいって思うな!』
なみ『そう…でも私は愛なんか信じていない…この世に信じていける人なんかいない。信じていても、いつかは裏切られるものにしか思えない』
そう言うと…楽に思える気がした。
ヒデ『なみちゃんは、人を信用しないって言ってるけれど…どうして俺といるわけ?人を全く信用しない⇒なみちゃんが俺のことを求め必要としたのはなぜ?』
なみ『それは…』
ハッキリした(返答)言葉は言えなかった…。
私は、心の隙間を埋めたくて仕方なかった。満たされない愛が…ずっとあるかぎり…。
健二(店長)のことが⇒ふと頭をよぎる。
ヒデと健二…なんか似つかわしくない香りがした。 そう香水の匂いだ。
私は香水の匂いに敏感だから、鼻はいいほうだ。健二(店長)は石鹸に近いさわやかな香りがした。
ヒデ(客・彼)は、男性ようの控えめなローズの甘い薔薇の香りがした。
どちらとも女の子をくすぐるような香りだった。
女の子モテたいのだろうか…
そう思ったから、 私は生まれて初めて
男の人にプレゼントをした(そうLoveペンダント)
このLoveペンダントの意味は【一年じゅう恋ができますように⇒2人でLoveペンダントをもてば、その恋は永遠に長く続きますように】って意味で…つまりこのペンダントの意味は【★★★Love】の本をだした作者・ヨ★イがプロデュースした薔薇の形のペンダントだ。この本の結末は、読んだ人にしかわからない。さておき、2人の恋は長く続くと信じてプレゼントしたけれど喜んでつけてくれたのは、最初のデートした時だけだった。
2人でプチ旅行しに行った☆☆☆城が、私の中で一番、心に残っている。
もう、あの時の新鮮な感情はない…。
あのときの景色は、青く、すがすがしく晴れていて、山々が綺麗に見えた。
ちょうど桜が咲く前だった。
お城から見える景色は絶景でした。
2人で眺めていると、まるで、お姫さまと殿様になったような気分…。
ヒデは、ソッと後ろから抱締めてくれる…。いつまでも、このキモチを忘れたくなかった。だけど…その幸せはつかの間の幸せで、現実は2人を引裂くようなものだった。
私の心の中には、もう他の男性がいた。
そうさせたのは、ヒデだった。ヒデヴォーカル女の子と付き合ていたことを隠していた。風俗をやっている私には、男のキモチなど手にとるようにわかる。だからピンときた。他に好きな人がいてるって。
ライブを見に行った時の、あの2人の光景を見ていれば、誰だって気がつくはず。一目瞭然。ヒデは私に嘘をついて隠していた。
私には、それが許せなかった。私は隠さないで、旦那がいることを伝えたのに…。なんだか馬鹿にされたような気がした。
所詮、人妻なんか遊びに過ぎないって言われてるような気がした。そう思うと…なんだか一気に覚めた。
私はヒデに別れを告げることにした。しかし…ヒデのほうから電話がきた。別れの電話…。辛くないと言えば嘘になるけれど、もともとが、お客さんだったから仕方ない…。
これも、一期一会に過ぎない…。ただ私には薔薇ペンダントだけが思い出とともに虚しく手元に残る…【完結偏終わり】

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