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成程話…足拭きマットの話

2012年05月01日 09:13

成程話…足拭きマットの話

同時期に同じ人の話を耳にしたので

マイクロソフト社長の成毛眞氏の心に響く言葉より


[すぐれた君主ほど、けちだ(君主論)]

金持ちはけち、というのは定説になっている。
ビル・ゲイツがけちだというのは有名な話だが、勿論、彼がそんな事を気にかける様子は全くない。
以前、ビル・ゲイツが来日して東京オフィスに来た時に、開口一番[オフィスの入口の足拭きマットは必要か?]と言った。
挨拶を交わし、互いに近況報告をし合うという雑談を抜かして、いきなり足拭きマットの話である。
私は何の事かとポカンとしてしまった。
当時、日本マイクロソフトオフィス渋谷区笹塚のビルにあり、その時は7階から18階までを借りてオフィスとして使っていた。
彼はエレベーターで7階まで上がってきた時、1階にあった足拭きマットが受付にもある事に気づいたのである。
敷いてあったのはごく普通のオフィスで使うレンタルのマットだった。
「1階のマットで靴の泥は取れるんだからこのマットは必要じゃないか。一体このマットに経費は幾らかかってるんだ?」
そこで総務部が急いで調べ「月間3千円弱です」
「すぐやめなさい」というやり取りがあり即中止となった。
年間売上が2兆円といわれていた時期なのに3千円をカットするのに躍起となる。
この話から[金持ちはやっぱりケチだな]と結論づける人もいるかもしれないが、経営とはそういうものなのである。
企業の経営で利益を追求するにはムダを省いて節約するのは基本中の基本。
経営者にとっては3千円だろうが3千万円だろうが同じ事。
ビル・ゲイツに関してはその他にもアメリカでは割引クーポンを持ってマクドナルドへ行っている、飛行機エコノミークラスにしか乗らない等色々な噂があった。
多くの破滅型の成金は稼いだ金を湯水の様に使ってしまう。
金は無限にある訳ではないのだから、感覚が麻痺するのが1番怖い。

『成毛眞の超訳君主論メディアファクトリ新書


お金もち程ケチだとはよく言われる話。小金持ち程ムダにお金を使ってしまう。しかし、本当の吝嗇家(りんしょくか)は別にして、大抵の金持ちケチなのではなく、合理的なお金の使い方をするというだけ。合理的な人は効率的で、ムダな事を嫌う。特に事業においては一銭のムダも許さない。億万長者で有名なビル・ゲイツ氏にしても投資家として有名なウォーレンバフェット氏にしても資産の大半を寄付すると表明している。単なるケチではない。影響力のある人は普段の一挙手一投足が見られている。日頃の些細な言動や行動が人生に大きな影響を及ぼす事を肝に銘じなければいけないのかも。

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