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いい話(ディズニーは凄いと思う)
2010年12月17日 01:20
ある女性のお話より。
私の父は昔から頑固で短気な職人気質な人で、不器用な父が様々な原因から家族に不和をもたらした時期も有り、そんな父に私は反抗し、早くに家を出ました。
自立してからは父と会う機会は稀で、電話で話す事さえ私は拒み避け続けていました。
私は数年程前からディズニーが大好きな友達の影響を受けて、以前は全く興味の無かったディズニーランドとシーが大好きになりました。
行く度にふと、小さい頃に一度だけ父に連れられて遊びに来たな、と当時の想い出を思い浮かべたりしていました。
去年の秋、普段から体調の悪さを母に心配されながらも 頑固に病院に行かなかった父が倒れ、検査の結果、末期癌と診断され入院しました。
老いた父は、昔よりもだいぶ人柄も丸くなり、気心も優しくなって人が変わっていたのですが、長年の感情的な不和から、病院に見舞いに行っても話すことも無く、父と私は目を合わせる事もお互いに気まずい状態でした。
ふと思いつき、或る日父に「小さい頃ディズニーランドに連れてってくれたよね。今私大好きでよく行ってるんだ」と話した所、父と昔話も交え会話が始まりました。
父がディズニーに興味が有る訳も無く、しかし私も父と会話するのが苦手だったので、見舞いに行く度に私は小さい頃の想い出話を交えながら、ディズニーに行った際の写真を見せたりして病室で過ごしました。
「元気になったら一緒に行こうよ」と父に言ってみると「いつも見せて貰っている写真のお前を見ると本当に楽しそうだな。元気になったら皆で行こう」と言いました。
或る日、母が父が寝ているベットの枕元から写真を一枚取り出し、私に見せました。
小さい頃に行ったディズニーランドでの私と父の写っている写真でした。
「お父さんは、あなたが帰るとよくこの写真を見ながら“あの子の話を聞いて写真を見ているだけでも出かけてる様な気分になれて楽しい、また一緒に行ける様に早く元気にならなくちゃ“ って言ってるんだよ」と話してくれました。
結局父は退院する事も無くそのまま病院で亡くなりました。
もう一度一緒に行く事は叶いませんでしたが、父との最後の時間を優しく過ごせたのはディズニーのお陰かと思っています。
…ディズニーってやっぱり凄いなぁ…
このウラログへのコメント
反発を覚えたのは多分同じ気質が有るからじゃない?
貴方の中に確実にお父さんは居るよ
一緒に行けるよ
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