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ないしょ話の舞台は《福島》

2016年12月20日 05:57

ないしょ話の舞台は《福島》

おはよう\(^∇^)/

異性の好きな顔パーツ
似顔絵師としてなら
1に目 2に鼻 3に口
4 5がなくて6は輪郭
眉は最初から対象外








DVDで『ひそひそ星』を観る。

監督・脚本・プロデュース園子温
SION PRODUCTION 第一作作品





舞台は、遥かなる未来―――

絶滅しつつある少数派の人間たちのため、アンドロイド宇宙貨物船で荷物を運ぶ映画。

園監督は「記憶の宅配便」と呼ぶ。





映画の冒頭、文字だけが映される。



福島県双葉浪江町の皆様

福島県双葉富岡町の皆様

福島県南相馬市の皆様





映画を観すすめると、その理由は直ぐに分かる。そして特筆すべきは、出演者のクレジットがこれだけということ。


主演の神楽坂恵は身内だから未だしも、遠藤賢司池田優斗、森康子の出演者たちの名前もない。


だからと云って、メッセージ性の強い映画ではない。


未来宇宙に、福島被災地の記憶を織り込んだファンタジーであり、《詩》のような映画になっている。





監督は3.11の2ヶ月後、急遽シナリオを変更、『ヒミズ』(原作アリ)を福島で撮り、その後も何度も通って取材した上で『希望の国』を撮った。


『ひそひそ星』自体は、25年前に書かれ、陽の目を見なかったシナリオ


希望の国』の後、監督は福島の風景を撮り続けていた。その風景だけを切り取る映画として、今回『ひそひそ星』は陽の目を見る。


劇中の主人公が乗る宇宙貨物船、見ようによっては仮設住宅だ(笑)


宅配される箱の中身は、御遺族の了解を得た上で借り受けた、実際の3.11で亡くなられた方の遺品が収められている。








封切り時に同時上映された映画が『園子温という生きもの』というドキュメンタリー作品。


撮影した大島新監督は大島渚監督の次男。『情熱大陸』を手掛ける。


2014年に園監督を『情熱大陸』で取り上げた大島監督は、その時に撮り切れなかった人間《園子温》を、その後、園監督のオリジナルである『ひそひそ星』の撮影中に絞って映画に纏めた。


同じドキュメンタリーだが、媒体特質の違いから、『情熱大陸』のような親切なナレーションは、こちらには一切入ってはいない。







大島監督は2007年にも唐十郎サンを追ったドキュメンタリーの映画『シアトリカル唐十郎劇団唐組の記録』を発表しており、今回の映画が2作品目。


異能の表現者を追ったドキュメンタリーという点が共通している。

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