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『君の名は』という とんでもない化け物

2016年10月10日 05:59

『君の名は』という とんでもない化け物

おはよう\(^∇^)/
デジは内緒かって?
何人かは知っている
ワザワザ喧伝はしない

銭湯の日》ですね
今日は銭湯行こうカナ











君の名は』―――
映画のヒットとあわせて、ノベライズも好調らしい。



「映像は作り手が時間軸をコントロールするが、小説だとそれが出来ない」



―――ああ、この人、映像屋だあ。

思わず、嬉しくなる♪






新海誠監督作品、何れもがアニメ作品だが、今までのアニメとは趣が異なる新しい流れになる。


新海アニメの絵、とても丁寧だけど、絵描きとして目新しいかと云うとそうでもない。充分に想定内だ。


只、TVアニメでは中々やらない動きが描かれている。丁寧に描くことを大事にしている。


日本の現在のTVアニメ、『鉄腕アトム』から始まり独自の進化を遂げた。
宮崎アニメでさえ、日本アニメ亜流の一つと云える。


ディズニーに見られる《フルアニメーション》が、1秒間24コマフィルムに24枚の画を必要とするのに対し、お金がない日本の手塚は、1枚の画を3コマ撮りにすることによって、1秒間8枚の作画で済ませて、経費を削減した。


これを《リミテッドアニメーション》と云う。


リミテッドアニメーションは、普通に考えれば動きが悪くなる。それを補うため、様々な試みが為され、進化をした。


宮崎アニメ以降、業界のボーダレス化が進み、《監督》ってのが生まれる。
本来、アニメには必要のないものだ。


アニメでは、それを《演出》と呼んでいた。監督は《作画監督》のこと。アニメーターは作画に専念し、背景画は《美術》。完全な分業体勢である。


ごく稀に演出も出来る作画監督はいた。逆はいない。演出作画監督兼任を前面に押し出す人もいなかった。各人が職人に特化していた。


そんな中、演出を主力武器にする作画監督は、とても稀有な存在だ。宮崎監督が亜流だったってのは、そういう意味である。


が、宮崎監督だからこそ《監督》を名乗っても周りはついてくる。


その後、実写畑の人間が《監督》を務めるアニメ作品も出てき始めた。私自身が、《制作》としてそれらの作品に関わりもしたが、若干の違和感は拭えなかった。


そもそも、アニメに《制作》はない。
アニメでは、それは《進行》と呼ぶ。


一事が万事その調子で、実写畑の人間は、何かにつけて自分たちの色に染めたがるが、アニメ村の住人には、それが鬱陶しい。そこに、ある種の限界があった。


新海作品には、それがないのだ。


高い評価を受けている風景描写は《映像屋》の仕事である。映像の加工処理技術を遺憾なく発揮しての描写。


実写畑の人間だって、加工処理の知識もあれば、実際に使いもする。


アニメ村の住人だって、作画的に同じ物は、幾らでも描ける。


只、アニメ作品でここまで映像の加工処理に長けた作品、今までに見たことがなかった。


実験的な映像なら沢山あったが、作品として纏まった形を持続的に発表してきたのは、新海誠監督 が初めてになる。


デビュー作は新海監督一人で、脚本、演出、作画に撮影、編集をこなしたそうで、だからこそ映像美に拘ることが出来た。


アニメに映像加工の技術を盛り込むのではなく、技術屋が作ったアニメ


従来の業界の足枷がなかったからこそ為し得たことと云えるのかも知れない。


とんでもない逸材が出てきた驚きは、新しい時代の幕開けでもある。

このデジログへのコメント

  • ねこやまだ 2016年10月10日 07:22

    素人には、「綺麗な風景」としか言えませんが

    想像以上の大変さがあるんですね

    技術的な事は全く分からなくても、感動した\(^_^)/


    凄い事なんですね

    もう一度、観に行く予定です

  • ウルトラ7 2016年10月10日 08:48

    > さくらな みきさん

    綺麗な風景描写は大変ですが
    技術的には映像屋なら
    理解は出来るモノです.

    ただ実際にその苦労をやり通し
    ストーリー作品に纏めあげた人は
    新海誠監督が初めて♪

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