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「裸足の季節」レビュー☆

2016年08月04日 18:20

「裸足の季節」レビュー☆

ギュネシ・シェンソイ主演他。夢見る季節は終わりがくるから未来へと走り出す。5人姉妹の末っ子ラーレ(ギュネシ・シェンソイ)は13歳。10年前に両親を亡くし、いまは祖母の家で暮らしている。毎日を謳歌していた美しい姉妹たちは、ある日、古い慣習と封建的な思想のもと一切の外出を禁じられる。カゴの鳥となった彼女たちは、一人また一人と見知らぬ相手と結婚させられていく。そんななか、自由を取り戻すためラーレは秘かにある計画をたてる・・・。世界が祝福した新しい才能、デニズ・ガムゼ・エルギュヴァン初監督作。私の未来は私がつかむ!自由を奪われた美しき5人姉妹の甘くほろ苦い反逆の物語。

9/10点!!山も海も空もあんなにも広く美しい場所で生命力と美しさを溢れさせている少女たちを閉じ込めるなんて・・・虐待じゃん!o(>_<)o お祖母ちゃんは悪い人ではなく、彼女も含めて周囲の大人たちの何人かはやり過ぎだと思っているはずだけれど、慣習だからとかその道を進むのが女性の幸せだからとか心に言い訳をして諦めてしまっています。ラーレたちも反抗してはいるものの、皆そうしてきたのだから逃げることは出来ないとどこかで諦めてしまっています。まだ13歳という幼い子どもにあんなにも強制的に‘女であること’を押しつけるなんて酷過ぎます。イスタンブールまで逃げたからといって、彼女たちが本当の意味で駆け込める場所はあるのかな?ラーレたちが来なくなっても学校も何も言わないということはそういう教育が行き届いていないということですよね(>_<)パソコンも携帯も手元にはあるけれど、自分たちが置かれている状況を調べる術は持っていないラーレたち。開かれた教育の大切さを痛感させられる作品でした。全体的に重たいテーマですが、五人姉妹は美しく確かに青春を生きていて、声を出して笑ってしまう場面もあって(エミネ叔母さん凄い(笑))、メリハリと緊張感が素晴らしくラストまで釘付けでした。あの五人姉妹は現実に存在するんだって思えるくらいキラキラスクリーンの中で生きていました。エンドロールに切り替わったらジワジワ痛みが浸透してきて、胸が詰まって苦しいのだけれど泣けない状態がずっと続く後引く作品でした。ラーレたちはどうなるのかな?トルコ教育女性保護制度などを学びたくなりました。2016年公開。

このデジログへのコメント

  • ユリ 2016年08月05日 10:29

    > GRAYさん
    トルコの田舎町に住む五人姉妹が男友達と騎馬戦としたことをふしだらだと祖母たちに咎められ、それからは学校にも行かせてはもらえず家に閉じ込められて花嫁修業。そして強制的に結婚させられる

  • ユリ 2016年08月05日 10:30

    > GRAYさん
    結婚させられていく中、末っ子のラーレが動き出すという話です。今年前半の映画No1に挙げている方が多いので観ました。お勧めです。

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