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【お題日記】無謀なチャレンジをして失敗した経験

2012年04月22日 01:15

みなさん、こんばんは。マシェリです。昨晩にひきつづき、今晩も日曜日があけてすぐのインとなりました。

無謀なチャレンジをして失敗した経験など数多すぎて、どれもこれも痛い思い出ばかり、忘れるに限るとばかりに、記憶の底においやってしまいました。ここ最近は年相応におとなしくしているつもりなので、無謀なチャレンジをすることもなくなりました。何か、過去の出来事で思い出せるでしょうか...?

みなさんは、デミアンというドイツ人作家ヘルマン・ヘッセの書いた小説をご存知でいらっしゃいますか?私は文学少女でも、そうたくさん本を読むということもありませんが、この作品だけは高校生の頃から大人になっても繰り返しよく読みました。エクソシストを扱った映画「オーメン」の主人公の名前が「ダミアン」という事で、なんだか名前が似てるからという理由だけで読み始めましたが、面白くて、でもちょっと不可思議で、いわんとすることをどうしても理解したくて何度も読み返していました。

この小説の中で、星に恋してしまう若者のエピソードが出てくるのですが、’「絶対にあの星と共になれる」と一瞬の疑いもなく想い切れるなら、あの丘から走り、星へと飛び上がった暁にはその思いをとげられるだろう’というくだりがあったと思います。詳細は忘れてしまいましたが、確かそのようなお話でした。でも、その若者が勢いをつけて喜びをもって走りこんだにもかかわらず、ほんの一瞬、疑いが頭をよぎり、結局若者は谷に落ちて死んでしまうのです。

20代の頃に友人たちとお酒を飲んでいまして、本当に楽しく、なごやかなひとときで、食事はしていたのに身体が軽く感じられたことがありました。なんだかそのまま飛べるような気がし、その際にこのエピソードを思い出してしまったのですよね。「今なら、飛べる。きっと、飛べる!」と思いもしたし、そう願ってもしまったのでした。

空を飛びたいという望みは誰もが一度はもつことでしょう。私も例外なくそのように願っていたのでした。そこで、とめる友人たちをふりきり壁によじ登り、「今こそ、自分の想いを実現させるんだ!」とばかりに宙に身をあずけたところ、重力には逆らえることなく、そのまま地上にたたきつけられました。酔っていたせいで、幸いなのか、身体を変に緊張させることなく落ちたのが良かったのか、その場でももちろん痛みを感じましたが、何事もなかったように自宅に帰りついた翌日、体中の痛みで悲鳴をあげるようにして目覚め、病院にこそ出かけず済んだのですが、週末は全部ベッドで過ごし、同時に翌週からしばらくは打ち身と共に暮らしていました。

あの時、どうしてこの本のエピソードを思い出して宙を飛べるなどと思ってしまったのか、今でもよくわからないのですが、「強く願えば、思いは叶う」ということを自分で実感したかったのではないかなと思います。20歳そこそこのことで飛び出した場所がそう高いところではなかったから今もこうしてデジログを書いていられるわけですが、無謀なチャレンジをして失敗した経験といえば、今日はこのことを思い出しました。今ではもう宙に逆らって飛んでみたいという望みは持たなくなったので、どんなに酔っても壁によじ登ることはしません。本当に落ち着いたのでしょうね。

みなさんにおかれましては、いかがですか。

暗い真夜中過ぎにデジログを書いているので、星がきれいなら、バルコニーに出て空を眺めてみたいところですが、あいにく今晩は雲が多く、星ひとつ見えない真っ暗な夜です。日曜日があけてしまいました。じきに私も休もうと思います。どうぞ日曜の良い一日をお過ごしくださいね。

マシェリ

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