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暑い夏が来たのに毎年鳴くクマ蝉が鳴かない。空蝉・・

2006年07月28日 20:07

ふと、以前、紫式部は前半を紫の上のプッツンで終わらせたけれど、これは男に対する現在でも通用する警告じゃないか。と書いたけれど、源氏物語の終章は?何を言いたいのか。
紫の上が死ぬと源氏もまもなく彼女の後を追うように死ぬ。
後半の宇治十条登場人物光源氏息子や孫達だが、薫という主人公は三の宮が柏木と通じて産んだ不義の子。そして、もうひとりの匂宮という源氏の孫。このふたりで浮舟を争う。もともとは薫が心を寄せていたのは大君。大君の父親は源氏の異母弟の八宮。薫は聡明な大君が好きで、そして大君もまた、誠実な薫にひかれていた。しかし、大君は薫の求婚を拒否する。一夫多妻制の中で妻になることがどういうことなのか、どんなにつらいかよく分かっている知的な女性だった。泣きを見るのは女なのだということを凝視して大君はやがて、心労の果てに死んでいく。

大君を忘れられない薫は大君に生き写しの彼女の妹に出会う。これが浮舟だけれど腹違いの妹。浮舟は顔は大君そっくりだけれど、当然、別の人格を持った全然異なった人間。だのに、顔形が自分の愛した女にそっくりだというだけで薫は浮舟に夢中になる。ところが、源氏の孫の匂宮も浮舟のとりこになる。ふたりの男の板ばさみになった浮舟は宇治川で入水自殺を図る。
浮舟は通りかかった僧の一行に助けられて山里で暮らす。・・・・・・
やがて、その噂が流れる。
薫が浮舟の消息を聞いて、その弟に手紙を託すが、浮舟は・・・わたしはあなたのような弟はいない。人違いでしょう。と返事する。
弟は薫のところに戻って報告する。・・自分は浮舟じゃないといっている。と。
薫は・・ああそうか、あの女他の男に囲われてしまったのか。
源氏物語はこの薫のつぶやきで終わる。あっけない幕切れだが
今も昔も変わらない男と女のあいだの愛し合ってもどうしても心をわかりあうことの出来ない愛の営みか。

愛しても、愛さなくても所詮、結論は同じなのか。
恋愛がうまくいこうが、失恋になろうが所詮、結論は同じなのか。

空蝉。

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