ウォーレンバフェットに見る恐怖相場は友

ウォーレンバフェットは９２歳になる。90歳代の高齢で株式相場に身を置くのは珍しいかも知れない。
かも知れないというのは、８０歳代でも株式相場に身を置く人は多いからだ。
先日も84歳の個人投資家が、テレビで相場の先行きについて語っていた。
最後に取材側から質問されて、これだけ資産(16億らしい）を持っているなら、悠々自適に暮らせば
良いのではとの指摘をされたが、彼は「相場は辞められない。自分の人生であり、好きだからだ。」
と答えていた。まあ自分としても同感だった。
ウォーレンバフェット氏はバークシャーハサウェイの代表だから、仕事をやめられないのだろうか？
私は違うと思う。やはり彼も相場が人生であり、好きなのだろう。
彼の格言に恐怖相場は友だ。優良株が割安に買える友である。というのがある。
まあ彼とは無論スケールは違うが、自分も近くではリーマンショック、コロナショックでは随分と
安く買い物が出来た。あの当時買った伊藤忠商事や三井物産は今は10倍や４倍に化けている。
コロナショックではネット航空券販売のエアトリやアドベンチャーなどを買いあさった。
コロナショックでは商売にならないから、倒産リスクもあった。ただ国が手厚い援助をしていた
為、糞度胸で底値附近を買った。まあ相場の下落最中はどこまで下がるか分からない中での
買い損切の繰り返しはきつい（そこに身を置かねば実際のきつさは分からない）のは確かだが、
見返りは通常相場時とは比較にならない程のリターンが見込める。
2022年はインフレが進み、金利がどんどん上昇する中で、当然株式市場は下がる。その時を
ウォーレンバフェットは逃さず、リーマンショック以来の大きな投資をしたわけである。
投資する会社の条件もある。当然と言えば当然の内容であるが、そこを実践して買うかどうか
となると、自分はそうではない。彼とは投資スタンスも違う。動かしている資金も違うからだ。
一致しているのは恐怖相場は友だという事かな。