- 名前
- あるじ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 57歳
- 住所
- 静岡
- 自己紹介
- 本当のSとはMの秘めた願望を読み取って、それを満たしてあげる事でしょう。 根底にM願...
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調教日誌 『場内へ…』
2018年12月25日 06:37
~第三章~ 場内へ…
真っ暗な場内へ入って、暫く扉の横に立っていると目が馴染んできて、少しづつ様子が見えてきた。
中央の五列席と通路を挟んで両脇に三列席、ざっと200席程の中規模なプロジェクター式映画館で映写室が無い。
時代に取り残されて消えつつあるポルノ映画館の中でも、比較的にプロジェクター式の映画館が生き延びているのは、
映写室から場内の様子を伺い知る事が出来ない事を口実に、劇場側が客同士の“いかがわしい行為”を黙認しているからと言える。
現に今も、疎らに座っている20人程度の客の中には、男同士で並び、何やら怪しい動きをしているホモカップルや、不気味な女装をした男まで居て、時折、喘ぎ声まで聞こえるのだが、
それを制したり咎める者は誰も居ない。
しかし、私のように本物の女性を連れたカップルは混乱を招き、トラブルを起こす恐れがあるとして、劇場側にとっては好ましくない客らしく、怪訝な態度をとられる。
実際、客を仕切れない未熟なカップルがレイプまがいの事をされて警察沙汰になり、閉館に追い込まれた例もある。
無理もない…
私達が場内へ入ると、ロビーに居た連中もゾロゾロと付いてきて、好位置を陣取るべく構え、場内に居た観客の多くも女連れが入って来た事を知ると、微妙なざわめきが起こる。
彼等を制圧して従わせるのは初心者には無理だろう。
私達は、大半の客達に挙動を注視されながら、座席を探すフリをして場内の前まで歩き、
スクリーンを横切ると最後列まで…
身体を縮めた彼女を連れて座席の外周を歩く様子は、まるでペンギンを散歩させているみたいだが、この行動には目的がある。
彼女を晒して辱しめるだけではなく、
私達の入館を全ての客に気付かせて、稀に居る“露出カップルへの敵意”を持った客が居ないか確認する。
そして、最も肝心な“座席の位置”を確保する為の、ちょっとしたワザでもあった。
私の経験上、座席の選択は意図するプレイを上手く進行するのに最も重要な条件であり、
連れの女性に見合ったレベルのプレイを円滑に進められる座席を確保しなければならないのだが、そうそう都合良く座席が空いていない。
そこで、座席を一周した後、暫く最後列の後ろで立ち見をする。
すると、大半の客が無関心を装いつつもバラバラと席を立って近寄ってくるのだ。
何らかの“SHOW”が始まるのを期待した客達は私達に吸い寄せられる様に後方へ集まり、急に密度が高くなる。
~狙っていた座席が開いた~
彼等を操るのは簡単だった。
すかさず人混みを掻き分けて右側三列席の最前列へと移動して、真ん中に彼女を、私が左隣へ座る。
彼女の右隣、壁側の座席は空いている。
後方で置いてけぼりを喰らった客達の中から数人が付いてきたが、露骨に彼女の隣へ座るのは躊躇ったらしく、後ろの三列席が埋まった。
続いて右側の通路に数人が来て、壁に寄りかかっているが、
意外にも彼女の隣が未だ空いている。
図々しい客が居ないのは良い兆候だ…
ガタガタと客達の移動が終わって、私達は完全に包囲され、一心にプレイの開始を待つ視線を浴びるが、
私は彼女の手を握りながら、何もせずに大人しくスクリーンを眺めている。
…そのまま数分が経ち、彼女の動揺が少しおさまってきた頃、意を決した男が彼女の隣へ座った。
“ギシッ”と男が座った瞬間、彼女の手に力が入り、また身体を硬直させたのが分かる。
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