- 名前
- 咲子
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 黒髪・色白 それがお好きな方には良いかもしれません 男性が喜ぶところを見るのがこの上...
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ただのお肉になった女に本命昇格する日は来ない。
2017年07月06日 00:17
今夜はそう面白かないので、ただの嘔吐物。
独りよがりな通過儀礼につき、お嫌になったら、サラリとページバックなさってくださいね★
(この先に不相応な★、出しときました)
「上がらない雨はない」
「明けない夜はない」
のおよそ逆を行く真理が今夜のテーマです。
簡単に論じますと、セックス先したら、本命にはなれやしないという、巷に溢れる不可逆性ですね。
(2P、3P論も、不可逆性です)
これ、一部の例外を除き、あたしの絶対の指針。
外れたことは、少なくとも、ただの一度もございません。
(踏み外して、恋を失ったことは、あります)
異性に好意を寄せたら、想いを告げる、またはそう言っていただけるまで、絶対にカラダは許しません。
(あたしは好きな男性に自分から想い告げる派です)
そのバックボーンはやはり、風俗時代にあります。
あたしは経験年数・所属軒先数が豊富でないため、業界全体かは存じませんが、暗黙知で「お客様と恋仲になっちゃいけねぇ」というのがありました。
プライベートで致せば、お客様のπ(潜在顧客・見込み客数)が減るためです。
良質なお客様であれば尚の事。
時代遡って花魁活躍の土壌と異なり、水揚げ制度(恋仲になったらお茶屋に大枚払って買い上げるもの)がありませんからね。。。
ただ、これがまた難儀なもんで、良質なお客様と恋仲になる可能性の方が、限りなく高いわけです。
良質なお客様には、雑に分けると二つあります。
①店にとっての良客(コンスタンスにご利用くださる方/長時間ご利用くださる方)
②嬢にとっての良客(風俗来たのに品性が感じられる方/時間いっぱい楽しめるだけずっとしてやろう感がない方等々、人によります)
①は、ザイアンスの法則(単純接触効果)ですね。
心理学です。
これは回数こなす、問題ではなく、相手のことを多く知って行く程に好意が増すということですから、そこにはまりやすいわけで。
②は、言わずもがな、ですね。
(嫌ですね、いっぱしの口きいて。
申し訳ございません。)
ですから、風俗嬢はルールを犯す危険に晒されているのです。
例に倣って、あたしもお客様を好いたことがありました。
今日の論旨はここからです。
(長い、前置きが長過ぎて、書きたいことを箸折ってフィニッシュしそうで怖い)
で、そのお客様も、あたしを好きだと言ってくださいました。
心踊りますね。
使い古された言葉ですが、"頭ん中がお花畑状態"。
"貴方がいれば、他に何もいらないわ。ふふふ状態"です。
あたしは風俗嬢でありながら、風俗にいらっしゃる男性に恋愛感情を抱くことがありませんでした。
決して嫌いではありません。
個人的に好みが、鬱積した欲にひたすら耐えるしか道がない、という性をオープンにしないタイプの方だからです。
それが、そんなもん踏み倒して、一度きり、好いてしまったのだから、舞い上がります。
自覚ある好みを超越した男性でした。
どうしたかと言うと、まず兎にも角にも、シフトインをゼロにしました。
彼に抜けるよう要求されたことはついぞありません。
自発的に。
息するように当たり前に。
彼は喜びました。
ポソリ「選んで間違いじゃなかった」と。
言い知れない不安はここで起こりました。
恋仲になって例え足を洗っても、あたしが性を売っていた事実は変わりません。
思い出さないことはないでしょう。
あたしはゾクリとしました。
先にある別れを予知・確信しました。
夏目漱石こころの一節。
かの先生の言葉。
「しかし、しかし君、恋は罪悪ですよ。分かっていますか?」
幸せなあたしには、重すぎる言葉が浮かびました。
彼は穏やかでした。
優しい人でした。
三月経った頃、彼がこう言いました。
「仕事、戻っていいよ?」
今度は悲壮がありました。
あたしは自分が片思いであることを自覚したのです。
若い時分のあたしには、それでも好きと続ける忍耐は、思い返せば滑稽な程にありませんでした。
別れました。
実状あたしの片恋であるにも関わらず、彼は引き留めました。
応じる器量はあたしにはありませんでした。
(今なら、恋が自分にあれば、気づかぬふりで変化に期待するやもしれません)
この時、彼が何を考えてこう言ったかは、未だ分かりません。
ただ、引き留めの際にも、そのことの弁明がなかったことから察するに、あたしが欲する恋のカタチではありませんでした。
その人に決して否はありません。
簡単に丸めて言って仕舞えば、"価値観の相違"かもしれません。
その時のあたしは、その一連を、上記の指針に至った唯一絶対の根拠と決め込んだのです。
まぁ、真っ当に考えて、お客様と風俗嬢にとって、それを知った上で恋を愛にまで昇華させるには、双方資質とそれなりの熱量が必要なわけで。
そんなことすら、考え至らなかったわけで。
加えて、あたしに風俗以外の欠陥があり、彼の心を手放したという普通の"冷め"の可能性すら切り捨てて、一点集中、眼前・脳内それ一色に指針が横たわっていました。
以降、風俗を抜けるまで、恋したことはございません。
かといって、抜けた理由が恋ではありません、ただの大学中退・就職です。
ドラマがなくって、ごめんなさい。
(やだ、あたし、ページバックを前提にゲロしながら、まだ読んでる人意識してますわ)
転じて今、現在、ナウ、近年。
指針一度もグラついておりません。
まず、出逢いますね。
早いと即座に4つに分けます。
殿方を。
①恋仲になる可能性あり 5%
②友人になりそう 45%
③①と②のハイブリッド 10%
④今後関わる予定なし 40%
②は、情事に及ぶ可能性ゼロですね。
③の中から、間違ってトラブったり、意図してトラブったりする人が出てきますね。
(卑俗的に言うところのカラダだけっていうやつですね)
④は、鼻に付く、あるいは通りすぎるだけの人ですね。
行動の構造はこうです。
①
・黒歴史はひた隠す(周辺含め、徹底に徹底を重ねて)
・経験人数を多分に偽る(当たり前ですね、ブラジルに吹っ飛ぶほど引かれてしまいます)。
・下ネタには積極的には応じない(間違ってもこっちから仕掛けない)。
・酔うほど飲まない(流れで致したら一つ自分の何かが死ぬ)。
・厚化粧しない。
・果てし無く清純を気取る。
・過去の恋バナは聴かない。聴かさない。聴かれたら感情のみ語る(具体性は排除)。
・無尽蔵に優しくする。
・聴くと話すは、8:2。
②
・黒歴史は隠す。
・経験人数は適当にぶっ込む。
・酔うまで飲む。
・スッピン上等、気分で厚化粧でもなんでも御座れ。
・下ネタを政治ネタと同様のテンションで繰り出す。
・自分らしく振舞う。
・聴くと話すは、2:8。
③
・黒歴史は隠す(ここまで来ておわかりでしょうか?風俗経験を知るのは、お客様と当時の仲間だけです)。
・経験人数は、ググって平均値で出す。
・酔ってないくせに「酔ってるね」と言われると否定しない。
・最低限のお化粧は必ず施す。
・下ネタは相手のキャパに合わせる。
・相手の望みの女性に近い部分だけを表出させる。
・聴くと話すは、5:5。
④
語る必要ないですね。
自ずと①からしか恋は生まれません。
問題は②③を好いてしまった時です。
繰り出した話・行動は消えやしません。
(魔法使いたいなんていうしょうもないことばかりが想起されます)
もちろん、抗います。
芽生えを起点に変わったことを盛大に漂わせます。
中には、致した後に交際を申し込まれる場合もあります。
また、変わったために意識し始めてくれる場合もあります。
ただ、深淵は無理ですね。
フットワーク軽い。
そういう順不同な人。
またあるんじゃ。
は、決して払拭できません。
あたしが好きになる人は、一様に疑い深く、楽観的要素はゼロですから。
出来ちゃった婚の順不同とはわけが違う。
はあ。
何故、こんなつまらんことを書いたかと申しますと、うっかり先月、好いて大切にしてきた男性にうっかり抱かれてしまったのです。
絶望しています。
漱石のこころ。
先生はこうも言いました。
「恋は罪悪ですよ、そして神聖なものです」
この神聖さを信じたい、今。
未だ動かない指針を打ち崩して、かの男性に好いてもらいたい。
出逢い場に相応しくない吐露を申し訳ございません。
言わずにはおれなかったのです。
それが契機で、登録し、過去を想起・書き出しました。
寛大にお許しいただけたら、幸いです。
でも、場は読めます。
好いたオトコのいるオンナ去れ、等々、多くの非難は、お受けします。。。
このウラログへのコメント
やっぱり面白い 笑
漱石好きなんですね
じゃあ今度は「月が綺麗ですね」と言って、相手の返し方で今後を決めるのもいいかも 笑
あ、知ってますよね?
とにかく、自分ルールがあるのはいいことかと
> あるかりさん
なんてお優しい。。。
漱石が言ったか言わなかったかの伝説ですね。
言いたい心持ちでいっぱいです。
今夜は批判覚悟で投下しました。
嬉しいです。
こう、お声をかけていただけるなんて。
> のんびりまったりさん
彼が卑怯に映ったならば、書きミスですね。。。
前後割愛の程度を誤りました笑
いいオトコでしたよ。
あざます!(乱れ言葉ですが、そう言いたい)
何とも勇気づけられるお言葉。
> theworldさん
えぇ、修行です。
ありがとうございます。
嬢以前に人でしたよ。
トイレのスリッパを並べたりなぞして、徳を積んでいきたいです笑
咲子さん、きゃわゆい!
黒歴史に染まらないあなたの明るさと聡明さが眩しく映ります。
できることなら、今のまんまのあなたと飲んでみたいです。
咲子さんのログが面白いのか今回でわかった(気がする)。
()でツッコミ入れるところ。自分も書いててツッコミ入れたいけど冗長になるんでやってないんです。
咲子さんのは適度なところが良い。文字数たりないw
面白すぎです!(*⁰▿⁰*)
このログ書くのも相当熱量を使ったのでは?(笑)
概ね②か④なのは分かります(苦笑)
> ラークさん
聡明だなんて、、、学のなさがコンプレクスですよ、寧ろ笑
この偏屈もんにきゃわゆさを感じていただけるとは、器が大きい。
ありがとうございます。
> ジョーカー.さん
ツッコミが、根性悪いですよね笑
ありがとうございます。
つまらぬ今回を面白いと言っていただけるのは、有り難いです。
> がおがおぷーさん
②は、あたしにとって有り難い存在。
④は、一般的に素晴らしい方々ですよ笑
面白いですか?
今回、ただのゲロですーーー
初めまして☆
こんな逸材を見落としていたのかと思ったら、最近始められたんですね!
僕も心理学等の本を色々読んでますので、納得しきりです(座右の書は『影響力の武器』です)。
またお邪魔しますね!
> zingさん
コメント、ありがとうございます。
影響力の武器、未読ですが、名著と呼び名高いですよね。
あたし、古典ばかり読み繰り返していて、現代思想に疎くって。
> ケイクさん
お馬鹿なので、背伸びが過ぎて、知っている一番難しそうなことを吹かしたくなるのですよ笑
貴方は自然でありながら、人との一線を感じさせる言葉をお持ちですね。
上回って尊敬します。。。
ボクの人生訓に「もう楽園には戻れない」があるんだが
「好いたオトコのいる」貴女は?と思うだろうけど
この人生訓は意思の鍛錬だから
「お肉になった女に本命昇格する日は来ない」はどこに行ったんだろうか?
> oldradicalさん
「もう楽園には戻れない」、どういった事象から出た言葉でしょうか?
(不勉強で申し訳ございません)
タイトルイメージと中身、ギャップありましたか?
失礼いたしました!
殿方を4つに分けた箇条書き分析記述は
まさに意思の鍛錬の結果でタイトルに合致しているが
終段の好いた男のうっかり抱かれた辺から
こころの先生の言葉に逃げて怪しくなってきた。
それともボクの読解不足?
> oldradicalさん
いいえ、読解通りです。
一発書きで校正しない上、最後吐露するためだけにその前を入れ、入れた中身にタイトルをつけましたため。
深く読んでいただき、ありがとうございます。
> メガ太郎さん
恐縮です。。。
コメント、他愛ない独り言を読んでいただきましたこと、ありがとうございます。
稚拙な文だなんて、とんでもないことでございます。
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