デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

成程話:トイレットペーパー

2014年07月30日 23:21

やなせたかし氏の心に響く言葉

人並み外れて不器用である。
こんな仕事をしているから器用だと誤解されがちだが、とんでもない。
何ひとつ満足にできない。
折り紙の鶴が折れない。
靴紐が満足に結べない。
本当にお恥ずかしい
僕以外は家系の中に不器用な人間はいないんですけどね。
絵も非常に不器用な絵で、友人仲間と比較して一番下手である。
線のひきまちがい。
失敗も日常茶飯事で、こんなに長い間仕事しているのに初歩的ミスが多くていやになる。
名人芸なんていうのは全く無関係な世界。
その僕が最近トイレットペーパー三角折をはじめた。
トイレットペーパーを取りやすいように三角にたたむという簡単な作業。
誰でもできるが、ぼくがたたむときれいな二等辺三角形にならない。
しかしトイレを使用する度に練習した。
あんなもの練習するほどのものではない。
大多数の人はそう思いますよね。
ぼくにとっては、そうではなかった。
正確な二等辺三角形で先端がピシッととんがっている端正な形にはなかなかならなかった。
でも最近時々傑作ができる。
うーん、やった、美しい!
と思ってトイレの中でひとりで感動している。
馬鹿みたいですね(馬鹿ですけど)。
勿論公衆トイレホテルトイレ等々でも使用後にトイレットペーパー三角折をする。
便座も拭く。
後から使用する人が気持ちがいいだろうと思うとうれしい。
ところで高知新聞を読んでいると山の中の神社放火したり、町の電飾を破壊したりという記事があって暗然とする。
ぼくは高知県生まれで、土佐人であることにプライドを持っている。
しかしこんな無頼な連中がいるとは信じられない。
恥ずかしくてたまらない。
古い奴だとお思いでしょうが、人は人のためにつくし、人をよろこばせるのが最大のよろこび。
たとえばほんのトイレットペーパー三角折でさえも…。

『人生、90歳からおもしろい!』新潮文庫


詩人の坂村真民さんに、こういう詩があります。
『あとから来る者のために田畑を耕し 種を用意しておくのだ
山を 川を 海をきれいにしておくのだ
ああ あとから来る者のために
苦労をし 我慢をし みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる あの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできる なにかをしてゆくのだ』

あるゴルフ場で、人が使ってビショビショに濡れたトイレの洗面台の上を、一人で黙々と拭いている紳士がいたそうです。
それを、支配人が見かけ、後ろから声を掛けたところ、なんと、時の総理大臣吉田茂さんだったという。
あとから来る者のために、小さなことでいい、自分にできる何かをしていけたらいいな

このウラログへのコメント

  • SYUZO- 2014年07月31日 07:44

    気持ちは大切なことだけど
    ペーパーの三角は清掃終了の記しなので掃除をした人以外はしてはいけません

  • なな♪ 2014年07月31日 23:54

    SYUZO-さん:あら。だめなんですか

  • SYUZO- 2014年08月01日 00:31

    まだ手を洗ってないでしょう?

    ばっちいです
    (  ̄▽ ̄)

  • なな♪ 2014年08月01日 23:25

    SYUZO-さん:なるほど~(笑)

  • SYUZO- 2014年08月02日 00:19

    だから僕は
    清掃員じゃない人がしてる可能性を考えて
    折ってある部分はちぎって捨てます

  • なな♪ 2014年08月02日 23:43

    SYUZO-さん:あらら。ちぎっちゃうんだ

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する

なな♪さんの最近のウラログ

<2014年07月>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31