- 名前
- なな♪
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- 年齢
- 42歳
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- 神奈川
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いい話…失敗
2011年06月27日 09:46
【失敗】
子育てをしていて困ったことがあると、私は母や祖母のことを思い出します。
この二人の女性は、秘密の花園のごとく真冬のさなかにも花が咲くようにと、
私の心に知恵の種を蒔いてくれたのです。
ある特別寒い日、家に帰ると横柄な文面のガス代の督促状が私を待っていました。
その上、3人の子どもたちまでがえらくふさぎ込んでいるではありませんか。
11歳のトミーは、床屋さんで短く刈られてしまった髪を気にしていました。
「先生ったら『男の子は部屋の中で帽子をかぶるものじゃありません』って、
ぼくの野球帽をとりあげちゃうんだもの。
一日中『坊主頭』とか『スキンヘッド』とか言われるはめになったよ」と、両手で頭を隠しながら言いました。
2年生のリサは、綴り字大会の決勝戦で、びくびくしてしまったばかりに“afraid(恐れて)”の綴りを間違え、
優勝を逃したとしょげていました。
人生には、こんな皮肉もあるものです。
1年生のジェニーは、音読の時間に緊張しすぎて笑ってしまい、先生から叱られ、
文章を読んでいる途中でつっかえて、友だちからも笑われたというのです。
そこで私は提案しました。
「ねえ、あなたたち、今日を失敗記念日ってことにしない? みんなでお祝いしましょうよ!」
子どもたちは、びっくりした顔で私を見つめました。
「おばあちゃんはいつも、『成功するより、失敗した方がためになる』って言ってたわ。
あちこちの岩にぶつかってつるつるになった石ほど、水面をよく飛ぶのよ。
さあ、マクドナルドへ行って、第1回目の失敗記念パーティーをやりましょう!」
それ以来、私たちは何回も失敗記念パーティーをやりました。
そして、失敗したことをくよくよする代わりに、その中から何かしら祝うべきものを探し出すことを学んだのです。
私は、母や祖母から受け継いだ知恵の種を子供たちの心に蒔いてやりたいと願っています。
いつの日か、その種が芽を出して彼ら自身の庭で花開くことができるように。
こころのチキンスープ
ジュディス・トウズ・ロバーツ
ダイアモンド社より
失敗こそお祝いしましょう
挑戦の証ですね♪
このウラログへのコメント
ななさんの文章を初めて読ませていただきました。とっても落ち着いた含蓄のある文に心が洗われるようです♪
アキラさん:有難うございます紹介している文章に少しプラスしただけだけど嬉しいです
qubereyさん:ですね意識してみましょ~
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