看護師Kとの別れ・・・

肺炎で入院中のことです。看護師Kは・・まあ、私の彼女なのですが・・入院先のT病院に勤務です。本来、ただの肺炎患者である私は、内科の病棟で良いのかと思っていたのですが・・12階・・つまり、いつもの癌病棟に入院でした。・・冷静に考えると・・これ、当たり前ですよね。

さて、うんうん唸っている体温39度の情けない私をKは宥めつつ励まし、しっかり看てくれました。・・お仕事とは言え・・。

「zzさん・・わたしね、この病院やめるの・・」
「え・・どうしたの？」

看護師Kの突然の申し出に戸惑う私・・。話を聞くと・・Kの母親が倒れて、故郷山形に戻る決心をしたとのこと・・。まあ・・致し方ないですね。

「そうか・・。で、いつやめるの？」
「zzさんが定期入院する前・・」
「ふう・・じゃあ・・淋しくなるね」
「・・とかなんとかいって・・どうせzzさんはまた若い子に手つけるんでしょ」
「まあ・・でも、それとKさんと別れることは別の話だよ」

なんと間抜けな会話なんでしょうか・・別れる Kと何の話だよ！　まぁね、永遠に別れるわけではないとしても。

「zzさん・・たまには山形・・来てね。」
「ああ、行けたら・・」
「私にもう一度あうまで死なないでよ！」
「うう、うん・・おれって、そんなに良くないの？」
「うん・・あんまり・・良くない」
「そう」
「・・だから、がんばって・・」

えー、何を頑張るわけ・・いやー、これ、惜別って感じしない会話だよね。ほんとバカみたい・・頭にヒエピタシート両脇に氷のう・・ん－情けない。

そんなこんなで・・事実上、彼女、3人に減りました。