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美人鍼灸師Yとデート

2008年08月08日 01:09

美人鍼灸師Yとデート

ウィスキーミルク割り・・という、妙な飲み方があります。通称ミルキーウェイ。Yちゃんは、焼酎ミルクで割って飲みます。本人いわく『ミルキーショー』。そんなの不味いだろう・・と思って飲むと、案外、口当たりがよく、マイルドな味でした。・・あれから7年・・。本当に久しぶりのデートです。

「Yちゃん、未だに『ミルキーショー』飲んでるの?」
「ん、相変わらずミルク割りだよ・・ところで、zzさん、結婚、した?」
「・・それはないね。Yちゃんは?」
「・・そうね、私も無理・・かな。」
「えー、なんで。Yちゃん美人だし、優しいしさ・・」
「・・zzさんが悪いんだよ・・。なんだか、出合う男の人、つまんなくて・・」

そう云われると、単純に嬉しくなります。

「じゃあ、zzさん、まだいっぱい彼女・・いるんだ。」
「・・そう云うことかなぁ・・」
「Sちゃんとか・・元気?」
「Sちゃんは、結婚したよ。商社関係のバリバリの奴と。」
「私、zzさん、Sちゃんと結婚する・・・と思ってた。」
「・・Sちゃんは今でも彼女だよ。」
「もう・・悪い人。」

そんな、まったりした会話を交しながら、新宿高層ビル、窓側にカウンター席があるバーで飲んでます。店内は暗く、外の夜景を眺めるための席です。この席の客は全員、窓の外を見つめている感じです。我々の席は、二人席で、両側に軽いパーティションがあり、一つの窓を占領している形です。Yちゃんが私を見つめるので、つい、キスをしました。そして、なんとなく、私の左手は、彼女スカートの中へ・・

「・・バカなんだから・・」
「・・あのさ、昔、新宿で、よく行くホテル、あったよね。・・覚えてる?」
「うん。・・」
「行ってみる?」
「うん。・・」

・・と云うわけで、昔、二人でよく利用したホテルへ・・・。

「昔のまんまだね。体系も・・」
「・・私、今、何か云ってた?」
「ああ、云ってたよ。それも、 昔のまんまだね。」

Yちゃんは昔と変らない、素敵なbodyです。多分、トレーニングとかしていると思います。彼女は、頂点に登り詰めて行く時、うわ言の様に、次から次へとその場の思いを口にします。叫ぶのではなく、囁くように、そして蕩けるように・・・その状況が、昔を喚起させました。

「私、また、zzさんの彼女になろうかなー。ねぇ・・迷惑?」
「まさか!嬉しいけど・・おれなんかでいいの?」
「・・うん、私、鍼灸師になったし、前よりしてあげられることがあると思う。」

Yは、昨日の治療で私の体の異変に気付いている様でした。病気のことを云うつもりはなかったのですが・・白状せざるを得ませんでした。

Yちゃんは、裸のまま、私の背中に馬乗りになり、経絡を辿るように指圧してくれています。時折、私の背中に落ちてくる彼女の水滴が、汗ではないことを私は知っています。そして、それが、悔しかったり、情けなかったり・・という涙ではないことも判っています。

「Yちゃん、相変わらず優しいね。」
「・・バカなんだから・・」

その口癖も、妙に懐かしく、Yちゃんと一緒にいることを実感しました。

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