分析女Sちゃんとの雑談

都内某所ショットバーNにて・・・分析女Sと分析させないように頑張る私、二人の雑談。

「zzさん、ホント不思議な人。」
「臨床心理士Sは、サンプルとして興味深いですか？」
「いぇいぇ、普通に人として面白い存在ですよ－。」

・・喜んで良いんだか悪いんだか・・

「まず、生活感がない・・と云うか、生活の実態が謎。」
「そうかなー。でも、料理とかSちゃんより上手だよ。」
「んー、そうなのよね。料理、プロ級だよね。でもプロの料理って生活感ないでしょ。」
「なるほどね。掃除とか洗濯とかは普通ですけど・・」
「でも、妙に片付いてないですか。・・と云うか、部屋に無駄なものがない。」
「それは、デコラティブなものが好きではないからでしょう。」

確かに、部屋にはあまり家具などを置かないようにしています。リビングはソファーとテーブル・・あとはテレビくらい。自分的には、生活感がない・・というより、スッキリしているつもりなのですが・・。

「それと、現実感のない金銭感覚。ン千万の借金があると云いながら、突然、1日百万使ったりする。」
「それは、単にルーズなだけでしょう。それに、借金はギャラリストの先攻投資とも言えるし、金の使い道のほとんどは作品の必要経費だよ。・・・まぁ、ギャバクラ借り切ったこともあるけど・・」
「・・でしょう。普通の人は、そんなことしないよ。」

・・そんなバカな遊び、たまにしたくなるんですねー・・真性バカだから。

「打ち解けているようで、ほとんど人に気を許さない。」
「Sちゃんとかは、信頼してますよ。」
「わたしとか、Tちゃん、Kちゃん、Fくんあたりは信頼されているが・・信用してない。」
「・・あー、だって、自分自身も信用してないね。人を信用する気もないし・・」
「それって、何かの伏線？」
「まぁね、・・自分の都合で人を裏切ることをするわけだから、多分、人も同じことをする。・・そうされた時、腹を立てたりしたくないからね。」
「なるほど、自分の言い訳にもなっている！」
「んー、するどい！その通り！」
「でも・・・」

Sちゃんは、そんな臆病で慎重な私が、考えられないほど大胆で無謀なことをやってのけるのが判らないらしいのです。・・理由を教えて上げました。

「Sちゃんね、おれの悪魔のような綿密さは、全て、大胆な行動のための伏線なんだよ。」
「・・どういうこと？」
「だから、大胆で無謀な行動を起こすための綿密な計算・・というか・・」

つまり、こう云うこと。大胆で無謀な行為は、100％の力で、あるいはそれ以上で挑まないと、手痛いしっぺ返しがある。綿密な計画と準備がなければ、思いっきり良く突っ込んでいけない。・・もともと無謀な行為なのでそうでもしない限り成功しない。仮に、失敗しても軽症ですむ。・・と、まぁ、こんなところです。

「ふーん。zzさんの悪魔的繊細さは、天使的大胆さのためにあるのかー。」
「何もしないで、崖からダイヴするほどおバカじゃないですよ。」
「でも、そう云った無謀な行動を誘発するのは何？」
「・・それは、崖からダイヴする気持ち良さを知っている・・と云うことかな。」
「そうか・・ところでzzさん、もう遅いし、今日も私んち、泊まる？」
「わ！、大胆発言！・・まだ、旦那、海外主張中？」
「ん！」・・あのな、『ん』じゃないでしょ。

結局、昨日はSちゃん宅にお泊まり。で、ログ書けませんでしたとさ。