恐怖！　Sちゃんの分析

Sちゃんは、臨床心理士という耳なれない資格の持ち主です。・・まぁ、平たく云うと、カウンセラーが出来る資格・・と云ったところでしょうか。

美人で聡明なSちゃんですが・・時として、人の行動から心理を読むと云う、大変迷惑な存在になります。私は、Sちゃんにとって希少なサンプルらしく、『おもしろーい』とか云いながら、私にとってはおもしろくない心理分析をしてくれます。・・まぁ、全てが当たっているわけではないのですが・・稀に、私の急所を直撃することがあるので困ってしまいます。・・・Sちゃん、文字どおりSなんですかね。

「zzさんの異常なほど多い女性関係から、あなたは現実逃避願望があることが判る。」
「？？なんで？？おれ、ただのスケベ親爺じゃないの？」
「んー、1000人程度ならね。でも、zzさん、その3、4倍でしょ。それって、どう考えても異常・・って云うか、レア。」
「ただのスケベ親爺×4じゃダメなの。」
「・・・そもそも、sex自体、それが、本来的な子供を作る行為だとしても、妄想と相互誤解の上に成り立つ快楽ゲーム・・とも言えるでしょ。」
「・・やな言い方だねぇ。」
「つまり、sexそのものが、日常ではなく非日常に近い。現実だけれど、夢に片足突っ込んでる。」
「まぁね。トランス状態とも言えるね。」
「・・そう、大麻とかLSD、麻薬・・それに似た成分が脳を駆け巡る。・・その行為への依存度が以上に高いとするなら・・・それは、現実逃避願望があると云わざるを得ないでしょ。」

私のsex依存症的なところは、まぁ、認めるとして、それに到る原因には触れて欲しくないと思います。

「・・で、zzさんがsex依存症になった原因として考えられるのは・・」
「それは・・おいといて、S先生、お薬出して下さいよ。」
「・・やだぁ、そこはだめ・・」
「おれね、Sちゃんの脳内麻薬分泌スイッチの場所、かなり的確に知ってるよ。こことか・・」
「あ・・」
「ここもそうだよね。」
「・・ん・・、そこ・・」

・・・こんな手段で難を逃れるわけです。Sちゃん、深層心理に土足で踏み込まない方がいいよ。