開け放たれた碧すぎる空

「機動戦士ガンダム　閃光のハサウェイ」を観てきました。

最初のガンダムの一年戦争で、ホワイトベースの艦長を務めたブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアが主人公の物語で、国同士の戦争ではなくテロを扱っています。
映画としては3部作になるのでしょうか。
それの1作目なので、まだ完全に序盤でしたね。

私は小説は読んでいたんですが、予備知識はそんなにない状態で観ました。
ガンダムも全部を知っているわけではありません。
だけど、面白かったです。
何も知らない状態だとわかりづらいですが、ファーストガンダムと、逆襲のシャア、これらくらいを知っていたら楽しめると思います。
わかりにくい部分も、説明がくどいハサウェイのセリフでだいたい理解したというか。

個人的にいいと思ったのは、全体に漂う「古臭さ」でした。
ガンダムは平成以降も様々なストーリーが作られ、どれもカッコよくスマートな技で戦いが繰り広げられるのですが、この映画では初期のガンダムの昭和感がバシバシ出ています。
モビルスーツのダサさも含めて、かなり好みです。
市街地戦はものすごくリアルで、例えるなら、太平洋戦争の空襲シーンを見るような恐ろしさがありました。
テンポがイマイチというレビューが多いですけど、あまりたたみかけるように進む話は好きじゃないので、私はこれでよかったと思います。

あと、ちらっと出てきた「アムロ」！！
次回作以降もぜひ、出てきてください。頼みます。

今後の展開では、ハサウェイの両親であるブライトさんやミライさんも出てくるはずなんですが…。
どちらも初期の声優さんが亡くなっておられるのがすごく残念です。
長く続くシリーズではありがちなこととはいえ、残念です。
そこは割り切って、続きも楽しみにしたいと思います。