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ちょいと奇妙な物語 その2「友友」

2016年07月16日 21:25

ちょいと奇妙な物語 その2「友友」

前回と同じく。
高校時代に体験した、ちょいと奇妙な物語です。

といっても。
前回とはまるでノリが違う、別の方向性の話ですので。
「前回のようなもの」はご期待なさいませぬよう。


さて。
普段の私は、平和で温和で文科系の話をしている、
実に大人しく上品な男性です。

……ってことにしといて下さい。
前フリですんで。

んが、しかし。
当たり前ですが高校生の時は男子高校生であり、
しかも男子校でしたから。
それなりに、それなりのこともしてきました。

そのひとつ、「喧嘩」。

1年生の時にですね。
何かってーと私に絡みついてきて、
イヤミを言ってくる奴がいたんですよ。
私が大人しいのをいいことに、調子に乗ってネチネチと。

明確な証拠はありませんが、私の持ち物をこっそり壊したり、
傷つけたりもしてましたね。そいつの名をAとしましょう。

で。
いい加減、腹が立ったので。少しばかり、神経を逆撫でする
反論をしてやりました。あくまで、「反論」だけです。

そしたら。
まぁ簡単に挑発に乗って。Aのアホは、私に直接、
手ぇ出してきやがりましてね。
平たく言うと、暴力を振るってきましてね。

待ってましたとばかり、応戦しました。
あくまで正当防衛ですよ? 正当防衛

しかし。
本っっ当にあっけなく、バカバカしいほど、
あっという間に終わってしまいました。
今回の画像ほどカッコ良くではありませんが、軽くねじ伏せて、
地面に押し付けて抑え込んで。それでもう、Aは反撃不能。

呆れ果てながら。
しばらく締め上げてから、解放してやりました。
これで力の差を自覚したのか、以後、Aは大人しくなりました。

中学の時は「グループ」があったので、こんな簡単には
 決着してくれませんでしたが。高校ではそれがなかったので、
 タイマンで簡単に片付いたんです)

時が流れて、2年生。
クラス替えがありまして、Aとは別のクラスになりました。

が。
今度はB。これがまた、Aと同じように、私にやたらと絡んできまして。

まあ。
私はイケメンでもスポーツマンでも優等生でもありませんが、
変人として目立つ奴でしたから。また、自分に対しても他人に対しても、

「『悪』は許さぬが、『悪』でさえなくば、いかに変なものであろうと否定せぬ。
 むしろ、変なものほど歓迎し称賛しようぞ」

を旗印として、ポリシーとして、掲げて生きてますから。当時も今も。
こういう、型にはまらない人間を嫌う人種は、いるもんです。
(私にも「好みに合わないもの」はありますけどね。でもそれを見下しはしません)

ともあれ。
Aと同じような経緯で、Bにも同じように反論したら、
同じようにかかってきて、
同じように捻じ伏せて終わらせました。

そして、ある日。
授業が終わって、下校の時。校舎を出て、校門から出ようとした、その時。
下校していく、多くの生徒たちの流れの中に、私は見つけてしまいました。

AとBとが、親しげに楽しそうに会話しているのを。

彼らは。
クラスは別々なのに、それでも放課後に待ち合わせて
一緒に下校するほど、仲のいい間柄である、と。

「……あー……なるほど、ね」

そりゃあ。
あんたら2人は、気の合う友人になれる組み合わせでしょうよ。

物事の好き嫌いが合致してて、嫌いなものへの行動も似ていて、
喧嘩の弱さも同等だから嫉妬などの感情も湧かず、
自然で対等なお付き合いができて。

これこそ。
「類友な親友」とでも言うべきものかと。

イヤな感心? をしつつ、私は下校していきました。


☆☆イヤな話ついでに☆☆

今日も、近所の公園へ、拳法の練習をしに行きました。

すると。
吸い殻や紙屑などはいつものことですが。
今日は、破裂した風船の破片が、たくさん散らばってました。
「風船セット」の空き袋もありました。

つまり。
わざわざ買ってきて、持ってきて、膨らませて破裂させて
遊んだグループか家族か、なんかそういうのがいたと。

私は。
いつも通り、拳法の練習後に。

汗まみれでぜ~は~いいながら、
持参したゴミ袋にゴミを拾い集めて持ち帰りました。
公園ゴミ箱はないので)

こんな、のどか田舎にも、こんな奴らがいるのかと。
ちと、悲しくなりました。


今回は、ちょいと後味悪い話でしたが。
次回は、美味しいほかほかご飯のお話です。乞うご期待!

このデジログへのコメント

  • はぎんちょ 2016年07月17日 01:02

    けーでぃーさんて、喧嘩強いんですね(^o^)v
    拳法の極意があるからでしょうけどw

    ほんと変なヤツいてますよね~
    似た者同士は、確かに群がってます(・・;)

  • けーでぃー 2016年07月17日 22:08

    > はぎんちょさん

    六百数十技に及ぶ少林寺の深奥の、一端に触れただけですけどね。
    それでもこの程度は強い。ご自身やお子さんが護身術を学ばれるなら、お勧めです!

    社会生活上、ある程度は不可避ですな。

  • とめを 2016年07月18日 09:13

    ガキの頃の自分に今の強さがあればって思うことは多いなぁ
    AとBはクズだけど、そういう友達にちょっと憧れるところもある

  • eri 2016年07月18日 19:50

    ケンカふっかけたら、どうなるか…察知できない当たりが、やっぱ弱いのよ

  • けーでぃー 2016年07月18日 21:43

    > とめおさん

    確かに。しかしまた一方、子供の頃の自由・柔軟な発想が失われたなあと思うことも。
    幼少時まで行かずとも、学生時代に描いた作品を今読み返すと、
    発想の豊かさに驚いたりします。

  • けーでぃー 2016年07月18日 21:47

    > にゃかさん

    本文の通り、中学時代はこんな簡単には済みませんでしたけどね。
    身内の恥になりますが、人の生死に関わるほどに陰惨陰湿な校内犯罪(俗称・イジメ)となると、
    やはりほぼ男子で……

  • けーでぃー 2016年07月18日 21:50

    > eriさん

    相手の強さを測る能力なら、獣だって持っている、ですね。
    今でも素手のタイマンなら若者にも負けぬ自信はあり、私の精神の大きな柱になってます。
    ほんと、拳法を習わせてくれた母に感謝です。

  • keーdama 2016年07月26日 07:52

    水風船を投げて遊んでたのかな?
    いざというときの強さは自分だけじゃなく
    大事な人を護るすべでもありますね♪カッコいい。

  • けーでぃー 2016年07月26日 23:44

    > 木綿子さん

    ありがとうございます。お姫様を護って戦う騎士、は男性が思い描く理想、
    最高にかっこいい自分像。
    でも、「そんな事件は起こらない平和な世が一番」であって。
    男のロマンの、辛いトコです。

  • けーでぃー 2016年07月26日 23:47

    > 木綿子さん

    すみません、コメント返信を訂正しました。
    私としたことが、漢字の違いを見落としていたとは不覚……
    そんな重要な字を……うぅ。

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