逆お相撲さんダイエット

お相撲さんは、太ることが仕事の一つです。
なので、「効率的に太る方法」が研究されており、実践されています。
それは、長年に渡る実績の積み重ねがありますから、信頼できる内容です。
「太るプロ」のノウハウなのですから、当然ですね。

そこで私は思いました。ならば、お相撲さんの反対をやれば
効率的に痩せられるのではないか、と。

まず彼らは、朝早くから昼近くまで猛稽古をして体を酷使します。
すると全身の筋肉が、「疲れた～栄養をくれ～早く～」と催促してきます。
しかも朝食抜きですから、大変な空腹状態です。
そこでチャンコを、すきっ腹に詰め込むわけです。本人の空腹感・胃袋だけでなく、
栄養を求めて求めて求めまくっていた筋肉たちも、大喜びで
栄養をガンガン取り入れます。勢い良く。

で、昼寝をします。勢いに任せてガンガン取り入れた栄養ですが、
流石にちょっと取り入れすぎたかな、余ったな、と筋肉たちが思っても、
体はもう寝ているので、余った栄養の使い道がありません。
となると行き先は貯金……肉となって体につく、です。

ではこれの反対を、普通の社会人がするには？

まず夜、仕事を終えて帰宅したら、筋トレやストレッチで体を使います。
お相撲さんの稽古ほどしなくてもいいですが、少なくとも真夏なら、
汗が目や口に流れ込んで困るぐらいはやりましょう。

で、何も食べない。夕食ヌキで寝てしまう。すると筋肉たちはどうなるかというと、
「疲れた～栄養をくれ～早く～……ってオイ！　何？　睡眠に入った？
栄養くれないのかよ！　困ったなあ……しゃあない、貯金を崩そうか」
かくして、体に残ってる貯金＝ゼイ肉が削られるわけです。

しかもこの生活をしてる場合の痩せ効果は、上記の貯金削り取り効果
だけではありません。筋肉トレに励み、筋肉がつけばつくほど、
「基礎代謝」つまり寝てても勝手に消費されるエネルギー量が増します。
「基礎代謝増加分」と、上記の貯金削り取りが合わさるわけです。

もちろん、寝る時は空腹が結構ツライですよ。私なんか毎晩毎晩、布団の中で、
「だぁ～腹減ったぞちくしょおおぉぉ！」
と思いながら眠りにつきますからね。で、
「え～い、あーもー、明日の朝はガッツリ食ってやるからな！」
と。
お相撲さんパターンを読んで頂けたならご理解済みと思いますが、
「食べた後、寝る（動かない）」ことが、太ることにとって重要なわけです。つまり、
「食べた後、寝ない（動く）」をすれば、同じ量を食べても太りにくい。

だから私は、本来なら夕食に食べる分の量を、朝に回してるってわけです。
「あ～ちくしょ～朝には食うぞ！」と眠り、目覚めたら望み通りに食べる。
また夜になって寝る時には空腹がツライですが、翌朝を楽しみにして耐える、と。

私はこのパターンにより、一ヶ月少々で７４キロ→６２キロまで痩せました。
その後、筋トレをレベルアップさせることで６６キロまで体重は増えましたが、
骨格筋率などをみると「やや高い」を越えて「高い」のレベル。つまり、
ゼイ肉ではなく筋肉で体重が増えただけ。健康的にも美容的にもオッケーなわけです。

一応、かつては少林寺拳法などをやってた身で、今でも時々、公園で一人、
突き蹴りの練習なんかしてますしね。体が鍛えられ、強くなるのは嬉しいことです。

というわけで。「逆お相撲さんダイエット」お勧めですよ！

……が。
注意点もあります。私だって、失敗談はもってます。
また、女性には特に心がけてほしいこととかもあります。

長くなりましたので、続きは次回としますね。

ではまた～。