趣味は読書、新たな世界か、泥沼か

完全に個人的な思い入れで購入した「新・八犬伝」四冊を読み終わった。
昔、明石家さんま主演の「男女七人…」の２シリーズのノベライズを買って読んだことがあったが、正直、面白くなかった。
安直なドラマ、映画のノベライズはどれも面白いと思ったことがない。
八犬伝も原作を読んだ方が、良いだろう。
河出文庫で良さそうな全訳が出ているので、いずれ読みたい。
「八犬伝」を読み終わり、綾辻行人の「十角館の殺人」という作品を読み始めたが、これが引き金になって、名前のみ知る二階堂黎人、有栖川有栖、森博嗣、東野圭吾、島田荘司、井上夢人などの代表作と言われるものを一つずつくらい読んでみたいなどと妄想を始めている。
いかにも美味しそうなメニューを見て、どれも食べてみたいと思うのに、似た感覚だろうか。
しかし、こちらに進むと、やがては京極夏彦などに行ってしまい、取り返しのつかないことになるかもしれない。
なぜなら、どの作家も大冊があって、分厚い方が読み応えがありそうに思えるからである。
そういう意味では、町田康の「告白」も相当に魅力的である。