幼稚園児を躍らせるＤＪ

ＤＪのアボカズヒロさんの話

アボさんはクラブＤＪを務めるかたわら、２０歳の時から幼稚園などで出張演奏しています。
「珍妙なタコ踊りでもいいし、ただ立っているだけでもいい。よくわからないけど、無性に心が動く。そんな体験をしてほしい」
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アボさんは、子どもの頃「ジュリアナ東京」の映像を見てＤＪに興味を持ち、小遣いで機材を買いそろえました。
大学進学後、「予備知識のない子ども相手に、自分の力を試したい」と出張ＤＪを始めました。
最初は「不良の音楽でしょ」と断られ続けましたが、ＤＪと言わずに「レコードで音楽を演奏します」と説明したら、ようやく許可がもらえました。
演奏中は、クラスの優等生タイプよりも「少しはみ出している子」の動きに注意を払います。
「その子が輝けるように音楽で演出すると、ほかの子たちも『クールじゃん』見る目が変わる」
後日、幼稚園から「『教室になじめなかった子に居場所ができた』と言ってもらえたのが、何よりうれしかった」
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幼稚園の教室に音楽が流れると、園児らがぴょんぴょん跳びはね、叫び、駆け回る。
そんな動画が、ネットで４０万回以上再生されました。
「ダンスは個性の発露であり、開放へ向かう根源的な反応。子どもと向き合っていると、そう実感する」

朝日新聞2014.4.29


「ダンスは、開放へ向かう根源的な反応」ですね