成程♪話:言葉はすべて自分に返ってくる

医学博士、佐藤富雄氏の心に響く言葉より

ほめ言葉というものは、口にするだけで気分が高揚してきます。
その反対に、悪口は言えば言う程気分が滅入ってくるものです。
悪口を散々言った後で、あたかも悪口を言われた人のような気持になり、重苦しい嫌悪感を抱いてしまうことがよくあるでしょう。
それもこれも、自律神経が言葉の内容をそっくりそのまま、話者にフィードバックするからです。
つまり、言葉は全て自分に返ってくるのです。
誰かを[綺麗だ]とほめると、言った本人が綺麗になっていけるという不思議な現象が起こりえるのです。
直接その当人に向ってほめるのは勿論のこと、当人のいない所で別の人に話すことでも効果があります。
[今日のそのブラウス、凄くいい色だね]
[○○ちゃんはいつ見ても綺麗だなあ]
[あの人は本当にセンスがいい]
こういうほめ言葉が脳に栄養を与え、思考パターンが柔軟になっていきます。
そして、顔の表情も柔らかくなります。
これは、意識の変化が引き金となって引き起こされる生化学反応の1つです。
自律神経は言葉における自他の人称を解しません。
自分のことを語っていても、誰か他の人について話していても、全ては言葉を発した当人のこととして受けとめます。
そして、自分の発した言葉を意識の中に取り入れ、自分の姿や人生に反映させるようなシステムを持っています。

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誰かを感情に任せて怒ってしまった時は後で苦い気持ちがわき起こってくることが多い。それは、人を怒っているつもりが、自分を怒っているのと同じ状況になるからだ。自分の口に1番近い耳は、他人の耳ではなく自分の耳。だから、自分の吐いた言葉は自分が1番よく聞いている。
人に[綺麗だね]と言えば、自分がどんどん[綺麗]になる。[優しいね]と言えば自分がどんどん[優しく]なる。[勇気があるね]といえば、自分にどんどん[勇気]がわいてくる。人をほめることは自分をほめているのと同じ。
[言葉は全て自分に返ってくる]
人をほめて、ほめて、ほめまくりたい