「ヴァージン・エクササイズ」

高校時代から第一子の子育て前後、一番良く読んだのが「桜井亜美」さんの書いた本です。




私が彼女の本を読まなくなった時、手元には20冊近く持っていたと思います。


今は全て手放してしまっているんですけどね(泣)







一番好きだったのが

「ヴァージン・エクササイズ」


何百人とＨしてるカメラマンのトウグウジにヴァージンを捨ててもらおうと近付いた高校生のミユ。



何百人としてるんだから、後腐れなんかないだろうと思っていたのに、心を揺さぶられたのはミユの方だった。







ヴァージンがバレないようにレディコミを読んで、必死にテクを磨くミユ。


ヴァージン・ブレイクはさしたる感動もなく終わってしまい、落胆する様子。



なんだか少し滑稽で、でも18才の女の子には一大事。
微笑ましくもあります。














桜井亜美の本は、恋をしていた10代だから読めたんだと思っています。


カラコンで茶髪。

なにかしらのコンプレックス。

報われない思い。




彼女の小説に出てきた女の子たちは、みんな10代だった頃の私には近い存在でした。



母になった今では、古いアルバムを見るような気持ちで思い出します。




あ～。

なんか、桜井亜美。読みたくなってきた!!


図書館で借りて来ようかなぁ。




そうそう。

彼女の小説の表紙は、ミカさん（「さくらん」では監督をされてます）が撮っています。

どれも美しい表紙で、それも好きでした。