- 名前
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いい話…船乗りたちの話
2012年04月20日 14:08
あるじじいの話。
じじいが港を散歩していると、出航する舟を見つめる男がいた。
あまりにもじーっと見つめているので、じじいは話し掛けてみた。
「そんなに舟をみつめてどうしたんじゃ?何かあったのか?」
そういうと男は話し始めた。
「俺も船乗りになりたいんだ。だからこうして毎日眺めているのさ。世界中の海を自分の舟で航海したら楽しそうだろ?」
じじいはうんうんと頷きながら「そうかそうか、それじゃあ面白い話を聴かせてあげよう。昔の船乗り達の話じゃ。その船乗り達は同じ港で育ち、同じように航海の勉強をし、同じ日に旅立つ事になったんじゃ。ある舟は平和な国を目指し、ある舟は黄金の国を目指し、またある舟は希望の国を目指したり、愛の国を目指す舟もあったりしたんじゃ。嵐や荒波に遭遇しながらも目的地を目指して進んでいったんじゃ。彼らが辿り着けたかどうかは知らん。が、ゴールに近づいたのは確かじゃろう。お前さん、眺めていたって近づけんのじゃ」
男はハッとして言った。
「行き先も出航する日も俺が決めていいんだ!誰も邪魔してなかったのに、ただ見ているだけで行動していなかった・・・それじゃまるで、遭難した舟だな(笑)じいさん、ありがとよ!」
じじいが「相談料のジュースが・・・」
と言いかけた時には、男は走って行ってしまった。
同じ小学校を出て、中学校を出て、高校も大学も一緒だからといって、全員同じ人生にはならない。それぞれがそれぞれのゴールに向かっている。そのゴールを決めているのは時代や環境じゃなく、自分自身だったんです。どんな人生にしていこうか?考えるとワクワク♪
「我々の計画というのは、目標が定かでないから失敗に終わるのだ。どの港へ向かうのかを知らぬ者にとっては、いかなる風も順風たり得ない」
byセネカ(古代ローマの政治家・哲学者・思想家・詩人)
このウラログへのコメント
何か始める時、先行きを確認しないと動けないタイプなので、とにかく一歩進むことが大事だと意識します。
しゅうくりいむさん:そうですね。一歩踏み出すのがなかなか…
catdogさん:こちらこそ有難うございますコメント嬉しいです
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