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いい話…【あるおばあちゃんの話2】
2012年01月14日 11:54
【あるおばあちゃんの話2】
しんしんと雪降る町をあてもなく歩いていた。
昨日。ずっと仲良くしていた『友達』だと思っていた人に裏切られた。
凍てつく寒さも、どおでもよかった。
呆然と亀の速度で歩いていると、腰が90度に曲がったばあちゃんに追い抜かれた。
「ホッホッホッ」
笑い声に気づき顔を上げると、ばあちゃんはこっちをみて言った。
「兄ちゃん!浮かない顔してるね~
この世の終わりのような顔して。ウ~ケ~ル~♪」
ばあちゃんの「ウ~ケ~ル~」に驚き、そして苛立ちを覚えた。
『何だよ。ほっといてくれよ』
その場を去ろうとしたがばあちゃんは、ほうっておいてはくれなかった。
「どうせ誰かに騙されたとか、裏切られたとかそんなもんじゃろう」
ズバリと言われ驚くと間髪いれずに話しを続けた。
「兄ちゃん、よく聞いてな。何を言われたのか、何をされたか知らんけど、どうでもいいことじゃ。相手があんたのことをどう思っているかじゃなくて、あんたが相手のことをどう思っているかじゃよ。好きか嫌いかの2つ。
ただし、何かしてくれたから好き、何かされたから嫌い。これは条件付きの付き合いじゃな。そんなもんは初めから友達なんかじゃない。
いいかい。本物の繋がりを作るにはな、何があっても相手を【信じる】ことじゃ。相手にどう思われようが裏切られようが騙されようが自分は相手を信じぬくことじゃよ。するとな…ホッホッホッ。この続きはあんたが経験することじゃ。。とにかくやってみんしゃい!」
ばあちゃんの話を聴いているうちになんだか温かい気持ちになった。
『ばあちゃん。ありがとう。まだよく分からないけど、やってみるよ。信じてみる!』
「ホッホッホッ。その意気じゃ!何も考えんと、やったらええよ」
そう言いながらばあちゃんは去っていった。
『相手を信じきる!よしっ!』
数分前よりも少し力強く仕事に向かい歩いた。
このウラログへのコメント
私も経験した事が有る。信じ切った人に裏切られると、がっかりするけど。そんなヤッ如何でもいいとおもえる
なださん:同じような経験してる人意外と身近にいっぱいいるのかもしれませんね
ホッホッホ
安住バカ大臣、平均91才の、きんさん、ぎんさんの、4人娘さんの言う事を聞きなさい
管理貞操帯さん:きんさんぎんさん懐かしいな。個性あるお2人でしたよね
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