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dr

2010年12月07日 22:51

:「デザートの時間」ペンネーム:ぱーるさん
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  ●パティシエである二つ年上の陽介

 「今夜はどんなデコレーションにしようかな」

  陽介がいたずらを見つけた子供のような、少しいやらしい口調で言い、
  私をじっと見つめた。

  パティシエである二つ年上の陽介と付き合い始めたのは、三年前の春。
  お菓子を作るのも食べるのも好きな私は、大学に入ってすぐに、
  オシャレなカフェでアルバイトを始めた。
  そのカフェで、とても繊細な、美味しいという言葉で言い表すのが
  もったいないくらいのお菓子を作っていたのが陽介だった。


  ●熱い息が二人から漏れた

  「舞、今日もうんと美味しいお菓子にしてあげる」
  唇を重ねたまま、陽介は私を静かにベッドに横たわらせた。

  「んっ…」
  私の閉じていた唇が、陽介の長い器用な舌によって割られる。

  「んんっ…はぁっ…」
  唇が離れると、熱い息が二人から漏れた。
  キャミソールレースつきのブラが同時に脱がされていく。

  「やぁっ…」
  思わず喘ぐような声が出ると、
  「嫌?」
  私の大好きな優しい目で、陽介は私を見る。
  その目は私を金縛りにしてしまう。

  「うっ…、ううん…、嫌じゃ、ないけど」

  恥ずかしさに、手で胸を隠そうとすると、
  さりげなく私の手が払いのけられ、膨らみが露わにされた。

  「きゃっ…」
 「今日は舞の好きなハート型にしようね」
  陽介は乳首を避けるように、その周りにローションハートを描く。


  ●たっぷりなめてあげる

 「舞をおいしくしてあげるからね」
  繊細な手つきで、私の胸をさわさわと撫でたり、
  柔らかく揉んだりし始める。

  真剣にパイ生地をこねる陽介の姿が脳裏に浮かんだ。

  それから、徐々に敏感になった乳首に指を沿わせ、
  キュッと摘ままれたり、乳首の先を舌をとがらせて
  ちろちろと舐めたりする。

 「あ、んん…」
 「今日はチョコ味だからかなぁ、いつもより、もっとおいしいよ…」

  胸への愛撫だけで、私は言葉を発せなくなってしまう。
  そうなってから、陽介はショーツの上からつつっと指でなぞる。
 「舞の中から、たくさん甘い蜜が出てきたよ」

  ローションのひんやりとした感触と、生クリームをなでつけるような
  陽介の手の温もりが心地よい。

 「びしょびしょだね、舞、たっぷりなめてあげる」


  ●キラキラと輝く陽介の身体に…

  陽介の両手は乳首への愛撫を絶え間なく続け、舌はぬるぬるに
  ローションの塗られた私の中の先へと進んでいく。

 「あんっ…、陽ちゃん、欲しい…」
 「何が欲しいの? はっきりいってごらん」

  私は恥ずかしさに、ぶるぶると首を横に振った。
  しかし、陽介はわざと私に恥ずかしい言葉を言わせようとする。

 「ほら、もう一回」
 「…陽ちゃん、の、が、欲しい…」
 「もう欲しいの? じゃあ、俺のも味わって」

  すでに大きくそそり立った陽介のモノにローションを絡ませ、
  舌を這わせる。
  深くて熱いキスをしながら、陽介自身を奥へ受け入れていく。

 「あっ、いいっ、イク…」
  「俺もイクよ…」

  私は汗とローションキラキラと輝く陽介の身体に
  ぎゅっとしがみついた。

  イク瞬間、二人の心の中で、

  いただきます…

  その言葉と共に、二人とも身も心もセックスに満足する夜は、
  どんなお菓子よりも魅力的な一夜になっていく。

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