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昔の話 その2

2005年07月02日 00:09

 合コン後、私は友人(A子としましょう)とA子の憧れの君(Kさんとします)と何度か遊びに行った。私はモチロン断ったがA子が「2人きりになったらどうしていいかわからない」と執拗に私を誘ったのだ。
3度ほど3人で遊びに行ってからG.Wに入り、私は数日帰郷し、連休明け前日の午後アパートに戻った。夕方Kさんから電話が来た。「帰ってくるの待ってたよ~。ご飯でも食べに行かない?」
 Kさんが車で迎えに来てくれた。「A子はこれから迎えに行くの?」と言う私の問いに「A子ちゃん、今日はダメだって。2人じゃまずい?」
・・・少しドキドキした。3人で遊んでいる間に、Kさんがカッコイイだけじゃなくて優しくて楽しい人だとわかってきていたから。私も意識しだしていたから。でも私はちゃんと彼氏がいる。よし、今日はA子のことをプッシュしてあげよう。
 
 食事は3人で行っていた居酒屋調の店でなく、少しムードのある落ち着いたお店。1歳しか違わないKさんが、なんだか大人っぽく感じる。今までは無邪気に遊んでる姿しか目に入らなかったのに。

 食事の後、私たちは夜景の見える高台の公園にいた。出来すぎのシチュエーションだけど、淡い恋心を抱いた相手とならこの上ない状況だ。
肌寒くて自然にKさんに寄り添ってしまう。肩が触れ、目が合う。
私たちはあたりまえのようにキスをした。はじめは触れるだけ、そして確かめ合うように、求め合うように。腕が自然にお互いの背中に回り強く抱きしめあう。いつの間にか肌寒さも感じなくなるほど体が熱くなっている。

 なだれ込むように車に戻ると私たちは助手席で重なり合った。Kさんの、大きくて節の目立つ手は驚くほど繊細な動きをする。寒さで敏感になった私の体をほぐすようにKさんの手が愛撫する。そして乳首をつまむ。
「はぁぁっ」
自分でもびっくりするような声が出る。体の奥から熱いものが溢れて来るのがわかる。Kさんの唇が、唇から首へ胸元へと下りてきて、ゆっくり乳首を含む。
もう押さえられない。声も体も。自分でもわかる、もう濡れてる・・・。
そしてKさんの手がスカートのすそから入ってきて太ももをなでる。
「や・・・やっぱりダメ」こんな感じながらの声で言っても逆効果とわかりつつも、ほんの少し残った理性で訴える。
・・・「どうして?」
「私、彼氏いるもん」
・・・「知ってるよ、でも遠距離でしょ?」
「遠くても彼氏彼氏だよ」
・・・「ココ、こんななのに?」
「あぁんっ」彼の手は既にビショ濡れになった私の敏感なところへ到達していた。指先を少し入れてはクリトリスをなで上げる。「いやっ、やぁん」
彼の指でその動きを繰り返されただけでもうイキそうだった。恥ずかしいくらい愛液が溢れ出してきている。クリトリスも硬くなっている。
・・・「いいよね?」
私は頬を上気させてうなづく。早く欲しい。もう、それしか考えられなかった。
 Kさんが優しく動いただけで、私はアッという間にイッた。こんなに早くイッてしまったのは初めてのことだった。

 
 今思うと(当時はわからなかったけど)Kさんの「モノ」はかなり大きめだったし、A子や自分の彼氏への後ろめたさや、カーセックスであったこともあって、あんなに早くイッたのも当然かなっと。
でもKさんがステップふまずに、Yさんみたいに成り行きだけで私とセックスしてたらあんな快感にはならなかったんじゃないかな。そう考えると、やっぱりセックスには「感情」や「ムード」が必要だな、としみじみ思うわけで。

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